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「A君…一緒に来てもらってもいいかな」
クラス全員の家庭訪問を今日中に行わないといけないから２手に別れようとオールマイトが提案をしたが本当のところは今から訪問するところが出久の家だからという理由があるんだろう
俺を誘ったのもそのためだ
「サササ、ア、アガッテクーダサーイ」
「失礼します」
『グフッ、ゥハハハ』
「A君笑わない…」
『だ、だってっ、ぐふっ』
「オオオ、オールマイトとッ！！」
「オカサンッ、オーチツーイテ」
出迎えてくれた出久とお母さんがあまりに似すぎて微笑ましかった
案内してくれた部屋に入るとそこにはっ
「A君！A君！」
『はっ！』
「どうぞ、お召し上がりください」
『い、いただきます！！』
お茶菓子に出してくださったカステラを見て俺は目が輝いた
俺としたことが食い意地をはってしまった
しかし…おいちぃ
「全く…すみません。えっと事前にお話行っていると思いますが雄英の全寮制について」
「あの、その件ですが。私嫌です」
「えっ！お母さん？昨日は良いって」
『ん？』
予想外の返答に俺は一旦手を止めフォークを置き話を聞く
どうやら昨日までは寮に反対していなかったらしいがそれでもずっと考えてたとのこと
それから俺らは出久のお母さんの静かな心の内を聞いた
俺はオールマイトから出久の個性のことを聞き、今まで見守ってきた
けれど母親からしてみれば
いきなり個性が発現し、雄英に入学したと思ったらひどい怪我をしボロボロになって帰ってくる息子
それに加えヴィランに２度も襲撃される危険な学校
これ以上不安なことはないだろう
「はっきり申し上げます。出久の親として
今の雄英高校に出久を預けられるほど私の肝は座っておりません」
親の愛は家庭によって違う
勝己のところと真逆で少し俺は戸惑った
お母さんは決して出久の夢を応援していないわけではない
いや、むしろ応援しているからこその言葉なんだろう
俺はなんて言えば良いのか、わからなかった
雄英じゃなくてもヒーローにはなれる
厳しい言葉を突きつけられた
でもその通なのだ
「っ！」
『出久！？』
部屋を飛び出た出久を止めることはできなかった
悔しい
それはここにいるみんなが思っていること
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メロンパン - めちゃくちゃ面白かっです。続き楽しみにしてます。 (9月2日 13時) (
レス) id: 77fdb417b6 (このIDを非表示/違反報告)
あ - 更新再開したら、轟の兄さんが敵の個性で性転換しちゃった話を番外編で見たいな、何て… (7月3日 17時) (レス) id: da84770975 (このIDを非表示/違反報告)
lokiloki - 愛知県は名古屋城、えびせんの里です (6月10日 7時) (レス) @page2 id: a5183fd4ed (このIDを非表示/違反報告)
春千瑠 - 全部読ませていただきました！デレデレ焦凍くん可愛かったです！轟兄さん5が楽しみです！無理せず頑張ってください！ (2023年1月4日 18時) (レス) @page38 id: 6c259301f0 (このIDを非表示/違反報告)
星音(プロフ) - 面白すぎて何回も見直します！これで5回目です！これからも頑張ってください！更新まってます！！！！！ｷﾘ (2021年11月20日 9時) (レス) id: f19c2b6700 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：要
| 作成日時：2018年8月20日 21時
