【呪術廻戦】黙ってろモブ３【男主】

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『不動明王には３つ、煩悩から人間を救う手段があるといわれている。』







一つ目は迦楼羅炎(カルラえん)。煩悩を焼き清める炎。

二つ目は羂索(けんじゃく)。煩悩から抜け出せない人間を吊り上げる縄。

三つ目は倶利伽羅。人々の煩悩を断ち切る剣。







煩悩と言うのはこの時代呪いのことを示し、不動明王の名を拝命し桜庭家は呪術師の家系として繁栄していた

しかしそれも最後、数百年前に途絶えた

ここ数週間で読んだ書物にも同じようなことが記されていたが俺の前、最後に相伝を使えた者の詳細が書かれた書物には倶利伽羅のことについてのみ書かれており、俺自信も倶利伽羅の力だけしか知りえていない




だから実際、後の２つについては俺自信全く知りえないものである








『無意識のうちに倶利伽羅以外の呪術が使えた？』

「嘘じゃないって、五条先生にも聞いてみろよ」

『なんであいつはいつも大事なことを言わないんだ…マジで締め上げようか』

「虎杖の話が本当ならその火って迦楼羅炎(カルラえん)の可能性が大きいってことか？」

『そう思うけど、それについての詳細が書かれたのはまだ読んだことがない…』









「ピーピー！！！」


Aの膝下で飛び上がるひよこはいつもよりも嬉しそうに駆け回った





「めっちゃ喜んでる。」

「そういえばこいつも火の粉みたいなの出してたな」





恵の一言で俺は顔を上げる

俺の見えないひよこのような呪いは火を吐くと

大事なことを見逃していた

バラバラだったピースが少しずつ合わさっていくような感覚

偶然にしてはタイミングが良すぎる。怖いほどに









『迦楼羅炎は、もともと迦楼羅っていう火の鳥の出す炎のことだ』

「ピーピー！！！！」

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