90 ページ30
あいつに出会った日から、歯車が狂い始めた
数ヶ月前のある任務、どうってことない廃校でどうってことない任務をこなしたあと呪術師をやめようかな、なんて冗談混じりで廃れた教室の窓の桟に腰掛けていたあの時
そこに、ふと現れたあの呪いは俺に触れて、人間のように俺を見つめた
そうだあれはあの時の呪い
『おい待て!!!クソっ』
あの日の感覚を今でも思い出せる。鮮明に。
俺の頰を親指の腹で撫でて微笑むあいつの顔
鼓動が早まり汗が背中に一気に伝う感覚
『待てっつってんだろうが!!!!』
追いかけて、呼び止めても止まらないどころか早まる足。
必死に追いかけてやっとのことでそいつの腕を掴みあげる
『何か知ってんだろ!俺の何を知ってる!!!』
悟を狙った特級呪霊。
交流会を襲撃してきた計画的犯行に、俺の拐引。
倶利伽羅の消失。
俺の身の回りに起こること、こいつは何か知っているはずだ
証拠はない。
だけど俺の直感がそう言っている
『おい!何か答えろ』
こいつが呪いなら他の人間には見えない
大声で叫ぶAの様子に街ゆく人々は視線をむける
一体何事かと
『お前は一体なんだよっ!!』
暴れる様子もなく、ただ立ち止まったそれをこちらに向けさせる
そいつの顔を見て全身が震えた
その途端に俺の呪力はハネ上がり俺の意思とは関係なしに完全顕現の姿で迦楼羅が俺の前に姿を出した
1749人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ミラ(プロフ) - 要さん» あまあまのあまが見たいです!!絶対ドロドロでしょ笑 真綿に包んでそっと大切に宝箱に仕舞い込んでそうな感じしません??ふふふふ (2021年1月17日 22時) (レス) id: 23e9cd344d (このIDを非表示/違反報告)
ミラ(プロフ) - 要さん» あまあまのあまが見たいです!!絶対ドロドロでしょ笑 真綿に包んでそっと大切に宝箱に仕舞い込んでそうな感じしません??ふふふふ(^ ^) (2021年1月17日 22時) (レス) id: 23e9cd344d (このIDを非表示/違反報告)
要(プロフ) - ミラさん» リクあじゃっす!!でも今でも結構ごじょせんあまあまのあまよ。もっとあまあまにしてってことかいな?ふふふふふ (2021年1月17日 22時) (レス) id: dc654e081f (このIDを非表示/違反報告)
ミラ(プロフ) - リクエストなのですが、夢主さんが女の子だったらバージョンも見てみたいです!絶対女の子なら五条先生ゲロ甘で距離感バグだろうな〜と思いまして笑笑 ご検討ください(o^^o) (2021年1月17日 20時) (レス) id: 23e9cd344d (このIDを非表示/違反報告)
要(プロフ) - mさん» あぁぁ、mさんありがとうございます。そう言ってもらえてすごく嬉しい…うぅぅ、心に沁みてゆくありがとうございます。 (2021年1月13日 22時) (レス) id: dc654e081f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:要 | 作成日時:2020年12月14日 18時