【呪術廻戦】黙ってろモブ３【男主】

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「ﾋﾟｰﾋﾟｰ！」

「なんか可哀想だなあの鳥」

「仕方ねぇだろ、Aが見えねえんじゃどうしようもない」







あれから２週間ほど経った。あの鳥は相変わらずAに向かって鳴いているが気付かれることはない

それでもしつこく彼の後を付いて回りそばから離れない

Aはと言うと見えないから仕方ないのだろうがそれの存在さえ気に掛ける様子もない








「桜庭、名前くらい呼んでやれよ」

『俺は忙しいんだよ。見えない奴のを気に掛けるほど余裕ねぇの。気になるならお前が世話してやれ虎杖』

「いや、そうしてやりたいけど。そいつお前以外に懐かないし」








そう、あのひよこはA以外が近づこうもんなら目をつり上げ口から小さい火の粉を吐いてくるのだ。

Aが読み終わった書物を置き、新しいものに手をかけようとした途端ひよこは彼の元を離れ一冊の本をクチバシでくわえ本の山から引っ張り出そうとする







「ピーピー」

「どうしたんだ？」

『あ？何』







虎杖の独り言に伏黒もそちらに目をやり現状をAに伝える








「桜庭、これ読んでみろよ。」

『仏像の秘密集…？』

「図鑑みたいだな」

『パス。それなら虎杖でも読めるだろ、お前暇ならこれ見てて』

「あー確かにこれなら俺も…って俺は小学生扱いか！！！」

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