【呪術廻戦】花占いで嫌いが出た【五条悟】

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時差で眠いだなんて子供っぽいことは言わないけれど長旅は結構疲れがたまる



１年間留学経験があったとしても慣れない土地と文化の違う人たちとの共同任務。飛行機が空港に着き私は１週間ぶりの日本に上陸した



休みもなく働いている補助監督を迎えに来させるのは気が引けたのであえて帰りの連絡はしなかった。何度か伊地知君に到着時間を聞かれたが『迎えはいいよ』と断ったのでバスで帰るか、タクシーを使うか少し迷いながら税関を抜ける









「Aさぁーーーーーん！！！おかえりーーーー」







190くらいの全身黒に身を包み目元を隠す彼は何もしていなくても基本目立つと言うのに空港中響くような声で、長い手をブンブン振ったら注目が集まるのは必然


そしてこちらにも目線が突き刺さる






『五条君』

「Aさんおかえり！」






尻尾が見える。ブンブンと千切れんばかりの大型犬の尻尾が

なぜ彼がここにいるのかは、そう驚くことではない

だけどひとつ聞きたいのは伊地知君が申し訳なさそうにここにいること







『迎えにきてくれてありがとう』

「もちろん！だってAさんに一番に会いたかったから」

『そう』







パッと荷物を持ってくれるのでそれはありがたい。私は伊地知君のところへ行って五条君がしでかしたことの謝罪と迎えにきてくれたことへのお礼を言う






「いえ、お迎えに上がりたいと私も思っていましたから」

『でも五条君に無理やり連れてこられたんでしょ。他にも仕事があるだろうに』

「桜庭さんの優しさが沁みる」

「伊地知、何Aさんに慰められてんの」






後ろから覆われるようにピタッとくっつかれ、腹部に五条君の腕が回る

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