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「ってことで」

『ってことでじゃねぇよ。呪力のコントロールなら俺はいらねぇだろ帰らせろ』

「まぁまぁ、今日休みっしょ悠仁と一緒に仲良く映画見なよ」

『休みだからだよ…』






故人虎杖悠仁はゾンビのように復活した。書面上ではまだこいつは死んだことになっており、存命していることを知っているのは俺を含めほんの数名。

京都姉妹校交流会までに鍛えさせるとのことなのだが何故か俺も呼び出され映画を見る羽目に





「なぁ桜庭」

『集中しねえとまた殴られっぞ』

「その、お礼言ってなくって。あの時お前が俺をとめてくれてなかったら伏黒を殺してたかもしれなかったから」





スピーと鼻ちょうちんを出しながら眠るグローブをはめたクマの呪骸は学長のお手製で、一定の呪力を流し続けなければ容赦なく襲いかかるというもの

どんな感情化でも一定の呪力を保てるようにするための訓練らしい





「そういえばお前ってどんな術式使うんだ?宿儺には効かないらしいけど、あれか!元気玉みたいな!?それともこう水操ったり!?」


『…はぁ』





「悠仁にいろいろ教えてやって」と悟が部屋を出る前に耳元で言われた

それくらい担任の仕事だろうが…と押し付けられた仕事にため息が出る





『呪いに関わるものを全て消す』

「どういうこと?」

『呪いにまつわるもの、つまり呪い、呪霊は俺に触れると死ぬ』





目を点にした虎杖は案の定起きたクマに殴られ中を舞う。すぐにソファーに戻ると輝かせた目で俺を見つめてきた






「すっげぇ!!チートじゃん!強!!」


『俺が呪具に触ればそれはただの道具になるし、呪物に触ればそれは呪いごと消える。呪術師に触ればただの人になるが、人が持ってる呪力ってのは細胞みたいに次々湧き出るもんで人に至っては俺が触れてる時のみ、常人になる。』


「え、じゃぁ宿儺の指は?あれ五条先生が壊せないって」

『あぁ、俺が触れれば消える。はずだった』

「はずだった?」






だけど実際は…

宿儺だけじゃない、あの日廃校に現れた妙に人間臭いあの呪いにも俺の術は効いていなかった







『何事も例外があんだよ。』

「ふーん、じゃぁその動いてる黒い奴は?」







虎杖が指差したのは首元でゆらゆらと動く痣

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leon(プロフ) - 初コメ失礼致します。連載されている頃からずっとこの作品が好きです!また読めて嬉しいです! (2022年2月1日 23時) (レス) id: adc2534afa (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - アロンさん» お待たせしました、待っていただけていたなんてうれしいです。楽しんでいただけたら幸いです。 (2022年1月4日 22時) (レス) id: dc654e081f (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - のれちさん» こちらこそ、また読んでいただけるなんて嬉しいです。ありがとうございます (2022年1月4日 21時) (レス) id: dc654e081f (このIDを非表示/違反報告)
アロン(プロフ) - 公開待ってましたー!!作者さんにも色々あったでしょうに、公開してくれてありがとうございます!!これからも応援し続けます! (2022年1月4日 18時) (レス) id: 39d8d24e35 (このIDを非表示/違反報告)
のれち - 1年前(?)ぐらいからずっとこの作品を読んでいて、非公開になった時は「ファ?」ってなっていたけどもう一度読めるなんて、、、嬉しすぎて語彙力がもうなんか泣きそう😢 (2022年1月4日 15時) (レス) id: 1af6bcdd02 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2020年11月17日 22時

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