【HUNTER×HUNTER】 緋の記憶 【クラピカ】part4

☆214☆ ページ34

Aside





　A
　 『 けほっ・・・・ﾊｧｯ・・・・けほっ！！ﾊｧｯﾊｧｯ！！』






　アキ
　 『 よぉし。やぁぁぁっとくたばった。
　 ってことで、次は本命の鎖野郎っ！！！！』







　アキがすごいスピードでクラピカに向かって走っていく。




　クラピカ
　 『 速いっ！！！』



　まって・・・・・・。





　だめ・・・・・だよ・・・・。





　やめてよ・・・・・・・・。




　これ以上・・・・・。



　失いたくない・・・・・・・・。





　これ以上大切な人を自分のせいで失いたくない・・・・・。





　おねがい・・・・・・・・・・・・。






　アキの手には、鈍く光を放つ刀。
　アキが今にもクラピカを斬ろうとしている。






　まって・・・・・・。
　斬らないで・・・・。






　・



　・



　・


　・



　僕の体はいつの間にか動いていて
　何かの能力なのかは、わからないけど、いつの間にかクラピカの目の前にいて
　僕の目の前には目を丸くして驚いているアキがいて・・・・。






　ｸﾞｻｯ





　クラピカ
　 『 A！！！！』






　全てがスローモーションのように見えた。
　アキの刀が僕の横腹に突き刺さってきて、少し経つと
　血が滝のように溢れてきて・・・・。





　すぐ後ろでは、クラピカが何か叫んでいるんだけど、
　なんでかわからないけど、クラピカがなんて言っているのか
　わからなくて、アキも怖い顔しながら僕になんか叫んでいるけど
　聞こえなくて・・・・。






　僕は、横腹に突き刺さったアキの刀を右手で掴んだんだ。
　当たり前のことだけど、右手からは横腹同様血が溢れてきて。





　とっさに、左手で魔蝶を刀に変形させて・・・・・・
　アキの横腹にぶっ刺した・・・・。





　アキが苦痛の顔をした。





　A
　 『 刀が貫通したと同時に魔蝶を数匹アキの体に仕込んだよ・・・・。
　 ・・・・・・僕・・・の・・・勝ち・・・(ﾆﾔｯ』




　少し意識が遠くなってきた。

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