がさつな彼女は松川の彼女

第5話 レモン味 ページ6

ある日、友達に言われた









『Aって、まだキスした事ないの』









と、
実は、高2の頃付き合ってから
私達は【キス】をした事がない。
まぁ、【キス】するから、恋人ってわけじゃないし




と思ってそう、言えば








『松川くんって、すぐしちゃいそうだけどね』









と言われた、
その言葉に少し引っかかた、
もしかしたら、私は何か遠慮されているのではないか、と









その言葉の所為で余計気になって
一静に少し遠回しに伝えてみようかなと思い
彼の方へ向かう。






松『スマン、及川に呼ばれたんだ』









と言われ、及川の所へと
教室を後にした、









またしても、彼奴に取られてしまった、








その後、一静は昼休みのギリギリまで
帰ってこなかった。









少し、怒っているような、焦っているような
顔をしていた、









一体何があったのか、
私は聞けずにいた、









授業、全てが終わり
私は帰ろうとした時、先生に呼び止められる、










貴『お、おもぃぃ、』


先『ごめんって、椛、』









そう、雑用だ、
先生に、お前どうせ暇だろ？教師を助けてくれ


と意味不明な事を言われ
雑用をこなしている。






先『椛、お前、不器用すぎるだろ
どうして、ハサミで書いている線に沿って切れないんだ、どうして封筒に入れるだけの作業で封筒を
どうやって破る事ができるんだ』




貴『あら、やだっ！私ったら♡』←




先『口調を可愛くしても無駄だ、阿保』




そして、なんやかんやでやっと終わる
何時もならとっくに帰ってる時間。








さぁ、帰ろうとすると、
はっ、と思い出す






貴『委員会の仕事、終わってなかった……』





明日やる、明日やる、と心で決めていた事が
1日1日と過ぎていってその仕事の







期限が明後日の事を思い出し、先生が
教室を使わせてくれたおかげで






委員会の仕事を期限前に出す事ができた、









今の時間は、





18:30




この時間なら、





貴『バレー部はまだ部活してるよね』







そう考えて









私は、今日の事、








『Aって、まだキスした事ないの』









この事を聞こう、と思った、





どうして、彼がしてくれないのか、








私だってがさつだけど



一応、女子だ。
【キス】ってものに憧れる。







少し、不安になりつつも、

私はバレー部のいる体育館へと
足を進めた

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