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〈 藤 side 〉
Aの香りがした−。
撮影の休憩中に好きに回ってもいいと言われて、玉や宮と一緒に色んなとこ見ていた。
藤「…A?」
やっぱり、Aの香りがする。
きょろきょろと探した先に…Aとスケちゃんの姿があった。
藤「…。」
Aはもしかして、スケちゃんのこと…?
玉「あ…Aだ」
急に後ろから聞こえた。
藤「は?」
玉「Aでしょ?」
藤「え?ちょっと、待て」
宮「ん?」
玉「Aだ」
Aだ。じゃ、ねぇよ!!!
玉がなんで名前を知ってるんだって考えたら、すぐに答えは分かった。
俺が前に教えた。
なんでAの顔を知ってるんだってこともすぐ分かる。
…俺の待ち受けが、笑ってるAのままだから。
頭の中で考えていたら、いつの間にか玉がAの前に居た。
玉「やっぱりAだ」
『知り合い?あれ?』
「し、知り合いじゃないけど知り合いのような、いや、やっぱ」
玉「本物のAだ」
「ほん、もの?」
『太輔の…』
玉!!!!なにしてんだよっ!!
「あ、あのっ!」
玉「なにしてるの?ガヤが来てるの知ってたの?」
「いえ、あの」
藤「玉っ!」
「?!」
慌てて玉の腕を掴んだ。
玉「ガヤ〜、Aが止まってる」
藤「玉、来いっ」
玉「え?なに?え、え、え?」
玉は元々不思議な奴だって思ってたけど、今日ほど不思議な行動は見たことない!
でもって、してほしくねぇ!!
藤「スケちゃん」
『あ…仕事中?』
藤「うん、またね」
玉の腕を引きずって、Aの前から動いた。
その間中、玉はずっと
玉「なに?なんで?Aいるのに」
藤「いいから」
玉「なんでぇ?ガヤ、会いたくなかったの?」
藤「そうじゃなくて」
宮「あれ?もう帰ってきた?」
宮の前まで戻ってきた。
玉「じゃあ、なに?!痛いって!!」
藤「あ…ごめん、ごめんな」
玉の腕を強く掴み過ぎた。
藤「ごめんな」
玉「…いいけど、どうしたの?」
藤「…Aとさ」
玉「うん」
もう、終わりなのかもね。
北「藤ヶ谷!!!」
宮「みつ?」
北「藤ヶ谷っ、お前…Aさんと別れたのか?!」
玉「…え?」
宮「…?!」
北「さっき、Aさんに会った」
藤「…隠しててごめん。そうなんだよね…はは、もう別れたんだよ」
玉「…。」
藤「もう、終わったんだよ、俺たち」
もう終わったんだ。
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*ミン*(プロフ) - りんさん» りんさあああああああああああああん!!!!ww (2015年11月16日 2時) (レス) id: 072c508cf6 (このIDを非表示/違反報告)
*ミン*(プロフ) - 藤北 麗耶さん» やっと気持ちを伝えることが出来ました〜(*^_^*)とうとう長かったですが、完結しました。よかったら最後までよろしくお願いします♪ (2015年11月16日 2時) (レス) id: 072c508cf6 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - *ミン*さん» ミンさあああああああんwww (2015年11月15日 21時) (レス) id: f479e14964 (このIDを非表示/違反報告)
藤北 麗耶(プロフ) - たいぴーの率直な言葉にドキドキです!!愛してるなんてもう…(o´艸`) 勝手に想像してにやけてました笑 続きも楽しみにしてます(o´罒`o) (2015年11月15日 13時) (レス) id: ad8e537ceb (このIDを非表示/違反報告)
*ミン*(プロフ) - ようちんさん» スケちゃん、もっとグイグイしたかったものの笑あと少しでエンドを迎えられそうです(*^▽^*)やっとのやっと、素直になる…予定です!笑 (2015年11月15日 9時) (レス) id: 40e14459e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:*ミン* | 作成日時:2015年11月10日 0時