叶 え て や る よ 〈T.F〉6.

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そして…突然。



イチローが、


1「そう言えばさ、 藤ヶ谷くん？来るの？」


「？！」

『ん〜〜、太輔は土壇場になんなきゃ、分かんないみたいだよ』

ヒ「藤ヶ谷くん？」

3「内緒だよ？ 藤ヶ谷 太輔 」

「…。」

ヒ「…誰？」

「え？！」

1「Aは知ってた？」

「え？う、ううん！知らない！！」




ちらっと、スケちゃんが私を見たような気がした。






2「 キ ス マ イ って知ってる？」

ヒ「誰誰？」

1「え、ジ ャ ニ ー ズ ！」

ヒ「あぁ〜〜、なんかアンナが言ってたね〜。しらないんだよね」

3「そうなの？！ヒロは誰か好きな芸能人とかいねぇの？」

ヒ「いるよ！」

「「誰？！」」

ヒ「台湾スター！！！！」

「「…。」」

「ごめん。ヒロ、私、分かんないや」

1「俺も韓流で精一杯」

2「韓流すら知らないんだけど」

3「ヒロの好きな芸能人は、ちょっと置いといて」

ヒ「なんで置くのよ！(笑)」

『俺、知ってるかも〜〜♪』

ヒ「さすが！スケちゃん！！！」

1「なんだよ〜、またスケちゃんのおいしいとこ取りかよ〜！！」

「「あははははっ」」






太輔、来ないかもしれないんだね。








少しだけ、



少しだけ、



もしかしたら、会えるかなって期待してた。

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