【d！】○○デレ短編集！【合作】

4、kn×デレデレ（sam） ページ4

「げほっ、ごほっ…う"う"…」

「もう、だから風邪ひくって言ったのに」

幼馴染のコネシマが風邪をひいた。
原因はこの寒い日に碌な防寒もせず同級生と雪合戦したから。
…なんで半袖半ズボンで雪合戦なんてしたんだろう。

「バカでも風邪ひくんだねぇ」

「少なくともお前よりは頭いいわっ！…っつぅ…」

「あーあー大声出すから…おとなしく寝ときなさいよ」

頭痛に苦しんでいるシッマにヒエピタを貼ってやり、こおりまくらを頭の下に挟んでやる。
これで少しは楽になる、と思う。

「おま、お前が出させたんやろが…」

「へいへいすんませーん。じゃ、私おかゆ…いや、雑炊の方がいいな。作ってくるから寝ててね」


ふと、袖を引かれる。


「………」

「…？シッマ？」

「……ん…って」

「？」

「い、いかんとって…」

風邪のせいか羞恥心か、顔を真っ赤に染めたコネシマがそこにいた。
昔からそうだけど、この人は弱るときはとことん弱る。
いつも私が頼ってばかりだから嬉しい。
…あとちょっと優越感を感じる。

「ふ、そんなにさみしい？」

「…おん。」

「そっかぁ。じゃあ、もうちょっとだけここにいてあげる。シッマがいいっていったら、お雑炊作りにいくね」

「…ふは、そんなこと言うたら、ずっと作りに行けんと思うで？」

「それは困ったなぁ…」

「全然困ってなさそうやんけw
あ、ねぎ多めな」

「はいはいわかってる」

しょうがない。他でもないシッマの頼みだ。
ねぎをこれでもかと載せた雑炊を作ってやろう。

「…ん、行ってええで」

「じゃ、作ってくるから。なんかあったら呼んでね」

「おー。…あ、A。」

「ん？……っ！！」

「ありがとうな。愛してんで」

「〜〜〜〜〜っっ！！



うつるわ馬鹿！！！」






優越感なんて幻だった。
やっぱり、どうしたって、私はシッマに勝てっこないのだ。

5、syp×クーデレ(狸桜)→←3、rb×ウブデレ(酊羅）

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーアイテム

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あずきいろ

ラッキーナンバー

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西 - この方角に福があるはずです

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