【d！】○○デレ短編集！【合作】

gr×人格変デレ（酊羅） ページ15


gr「あぁ、それでいい。ここは__________ で、こっちは__________。」

「グルッペン様、そろそろ休憩を。」

会議で指揮を取る総統に耳打ちをする。結構長い会議だ。会議に参加するトントン様とオスマン様の顔も死にかけているのでそろそろ一時休憩を入れた方がいいだろう。

gr「あと少しだけ。」

「そろそろ2時間経ちます。コーヒーを入れるので少し休憩を入れては如何でしょう。」

tn「もうそんなに経つんか…。グルッペン、俺も限界や。休憩入れよ。」

os「糖分補給がいるめぅ〜…。」

時計をちらりと見て納得したのか

gr「そうか。じゃあ一旦休憩を挟もう。」

やっとの休憩だ…。

tn「それにしてもグルさんがこんなにも真剣に会議を進めるなんて珍しいやん。」

gr「今日は少し気分が乗ったんだ。」

os「今日の会議は長引きそうめぅね…ちょっとマカロンでも食べてくる〜！」

と、大きく伸びをして席を立ち上がった。

tn「じゃあ僕もあと少しの書類整理をしてついでにコーヒー飲んでくるわ。」

「コーヒーでしたら私が入れますよ？」

tn「いや、飲みさしのやつあんねん。それ片付けなあかんから。ごめん、またいただくな。」

丁寧に私の誘いを断り、2人とも総統室を出て行った。

「ふぅ……グルッペン様。コーヒーはどうされます？」

gr「2人なんだから敬語外せ。今は総統秘書じゃなくてAだろ？」

「あ、う、うん。…グルッペン、コーヒー飲む？」

gr「あぁ、よろしく頼む。」

さっきとは声のトーンを少し上げながら２つ返事で頼まれた。

私たちは秘密に付き合っている。総統とそこ秘書が付き合うなんて何て言われるか分からないし、この人のことが好きな人は沢山いる。言ってしまえば膨大な嫉妬が私に向けられるだろう。私は別にそんな嫉妬などどうでもいいのだが、もしグルッペンに迷惑がかかったらと考え、幹部たちにも言わなかった。

「はい、出来たよ。ついでにお菓子のドーナツ。」

gr「！ありがとう！嬉しいゾ！」

キラキラと目を輝かせ、コーヒーよりも先にドーナツをかじった。もっきゅもっきゅと効果音がつきそうな可愛い食べ方をしているのを見ながら私もコーヒーを飲む。
会議のときと今でこんなにも変わるもん？


gr「何故立って飲んでいる？」

「え、だって私の席無いもん。」

gr「ここにあるじゃないか。」

と、ぽんぽんと自分の膝を軽く叩いた。

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