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違和感に気付いた途端にぴたり、と愛衣ちゃんが止まる。私が声をかけようとすると愛衣ちゃんは震え出した。
「やっぱり、納得行かないのよ。何であんたみたいな平凡女が愛されてこの私が愛されないの！？私は太客だったのよ！お金はあるし、何でも出来る。そんな私じゃなくてどうしてあんたなんかが……！」
「愛衣ちゃん……」
「だからあんたが消えたらきっと私の凄さにあの人達も気づくわ！ねぇ、この実況町は治安が悪い事、あんたが1番知ってるでしょ。だからさ、死んで」
そう言って愛衣ちゃんが取り出したのはナイフ。目を閉じて痛みに耐えようとしたがその衝撃は来ず。勇気を出して目を開けるとそこには何故かきりやんさんが居た。きりやんさんは後ろ姿でしか見えないが、愛衣ちゃんは震えたような声で、「な、何で」とパクパクと口を動かしていた。
「駄目だよ、姫。愛衣がこんなものを持っちゃ駄目でしょ？」
「っえ……」
「ずっと会いに来てくれなくて寂しかったな、俺。待ってたのに」
確か愛衣ちゃんはきりやんさんの事が好きだとか何とか言ってお金を溶かしていたような気がする。きりやんさんは甘い言葉を囁いているが、何処か底冷えした恐怖を感じて身震いしてしまう。
「でもさ、俺の大切な子を害そうとしてるのは正直許せないかな。もう二度と実況町に近付かないでね」
「は！？」
「は！？も何も無いよ。逆に今俺、めっちゃ怒ってるし君を殺してしまっても良いんだけど流石にそれは心優しいAが心に傷を残すからね。だから出禁にしてるだけ、分かったらとっとと失せてよ」
そう舌を振るうきりやんさんに私も呆然としてしまう。愛衣ちゃんは泣きながら路地裏の奥に走って行き、私はきりやんさんと2人っきりになった。
「はぁ……まじで本当にAが殺されると思った。怖かった……」
「助けてくれてありがとうございます」
溜息を大きく吐いて、その場に座り込むきりやんさん。もしきりやんさんが来てくれなかったらどうなったのだろうと私も恐ろしくなる。取り敢えず帰ろうという事でタクシーを呼んで私の家へと運んでもらう。ずっと私は震えていて、もし愛衣ちゃんが私を狙うのではないかという被害妄想すら覚えてしまう。
そんな私が震えているのを見たきりやんさんが、「俺が居るから大丈夫だからね」と言って優しく頭を撫でてくれた。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
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黒灰白有無％(プロフ) - 完結おめでとうございます！とにかくとても面白かったですとてもいいヤンデレっぷりを味合わいました！一話一話ごとめちゃ悶えましたし本当に面白かったです、この世界の裏の部分などとても綺麗に書いていてとてもすごいと思いました！本当お疲れ様でした！失礼しました (2023年4月1日 13時) (
レス) @page50 id: 00e0ebd256 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜さん(プロフ) - 完結おめでとうございます！！！全員ヤンデレで、でもキャラ崩壊もせず世界観や役職も崩れず設定や物語が構成されていてとても大好きで面白い物語をありがとうございました！！ (2023年2月1日 17時) (レス) @page50 id: 9690aab449 (このIDを非表示/違反報告)
きしろ - 完結おめでとうございます！！いや〜私も未成年なんで全然経験無いんですけどすごく良かったです！一人一人タイプが違うヤンデレだし、解釈一致です。他の作品も応援しています！！ (2023年2月1日 16時) (レス) @page50 id: 159a37d948 (このIDを非表示/違反報告)
如月蛍(プロフ) - 堂☆々☆完☆結おめでとうございます！！！この作品が投稿された初期の方から読み続けていて、完結まで続いたのは本当に嬉しい限りです！ヤンデレ好きにはぶっささりました…素敵な作品をありがとうございます！！！！！他の作品も応援しております！！！長文失礼！ (2023年2月1日 10時) (レス) @page50 id: 39e47f3f88 (このIDを非表示/違反報告)
かな(プロフ) - おおかみさん» 初コメありがとうございます！色々と考えていたので、ヤンデレを褒めていただけで嬉しい限りです……！最後までお付き合いいただき、感謝です！ (2023年2月1日 6時) (レス) id: 800bdba6a9 (このIDを非表示/違反報告)
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