【暗殺教室】元赤髪君の彼女で浅野君の妹

308.間に合わない ページ29

凛サイド
『‥‥はぁ、また‥‥登るとは‥‥
思わなかったなぁ‥‥』
私は止まりそうになる足を1歩ずつ動かしていく‥‥

宙に"いい加減みんなに謝ってこい！"と、
送り出されてしまったし‥‥

まぁ今回も影から見守るだけだけどな‥‥

それに何故かノリノリのユキが‥‥。
【あは、はやくはやく〜。
間に合わないわよ？】

『一体何に‥‥？』

ちょっと‥‥久しぶり‥‥の山登りで
疲れるんだけど‥‥？

【あら、何って‥‥
暗殺に決まっているじゃない‥‥！

雪村 あかりのね‥‥！！】
『＿＿＿＿ｯ！！
カエデに、何をしたっ＿＿＿＿！？』

反射的にユキに詰め寄り‥‥
襟元を掴む‥‥

【あらあら、顔が怖いわよ？
何を‥‥って言われても？

全てはあなたのお願いじゃない＿＿＿＿

"カエデを助けてください‥‥"ってやつ？】

『だ！か！ら！なんで助けてって頼んだのに
"雪村 あかり"の暗殺になっ‥‥てんの！！』
なんで助けるはずが暗殺してんの！？
しかも、カエデ、じゃなくて"雪村 あかり"の、
という部分が気になる‥‥！！

【まぁ、見たらわかるんじゃないかしら？


あ、そろそろね＿＿＿＿、ふふ、楽しみだわ‥‥！】

‥‥ああ！！もう！！行きたくないとか
体力的に無理とか‥‥
そんなこと言ってる場合じゃなかった‥‥！

私は全速力で山を駆け上がって行ったのだ‥‥

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