四十三 ページ42
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「慧さん」
部屋の外から声を掛ける。中からぽんぽん、と音がしたのを確認し障子を開けた。
「お清さんが飴を買ってきてくれましたよ」
『あめ？』
「ええ、ほら」
包みを開けると黒色の飴が入ってる。
知らない甘い匂いがふわりと広がった。
『黒飴だ』
「くろあめ？へぇ…初めて見ました」
きょとんとする彼に小さく頬笑む。
飴なんて贅沢なもの、生まれてこの方口にした事がないよ。
「慧さん？」
『一緒に食べようよ』
「とんでもない、そんなことをしたら叱られてしまいます」
ご主人の物を頂くなんてそんな。躊躇なく差し出された袋に、手のひらを見せ固辞をする。
『おれが一緒に食べたいって言っても？』
「お気持ちだけ有り難く頂きます」
さて、仕事に戻らなきゃ。
くいくい。
「はい、何ですか…っ！？」
袖を引かれて振り返った瞬間、首に重さが掛かる。
そして。
柔らかいものが、俺の唇を覆った。
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夏夢(プロフ) - mikaさん» mikaさまありがとうございます(*≧∀≦)読み返して頂いてるなんて嬉しすぎます！焦れったい展開で申し訳ないですが、もう少しお付き合いくださいませ♪ (2019年9月1日 20時) (
レス) id: 6404b316b5 (このIDを非表示/違反報告)
夏夢(プロフ) - みるみるみるきーさん» ひかセンセーは周りのことなら敏いのですwそーよね、仕掛けるの見たかったっす！慧坊っちゃんも動くかなー？ﾋｬﾋｬﾋｬ♪ (2019年9月1日 20時) (レス) id: 6404b316b5 (このIDを非表示/違反報告)
mika(プロフ) - このお話が好きすぎて何度も読み返しています…！慧さんと雄也さんの関係もさらに動きそうな予感…！？続きを楽しみにしてます♪ (2019年9月1日 19時) (レス) id: 8f2d116da6 (このIDを非表示/違反報告)
みるみるみるきー(プロフ) - いやぁぁんん。光先生ッタラァー。察しが良すぎるー。そして、、なんですと？仕掛けたかったですと？？なぁんてこと！！見たかったぞwwwそして、かわいいヤキモチもいい！さすがコウタさんの選んだ人〜〜。さて？色々バレちゃったシー。味方が増えた！ (2019年8月28日 15時) (レス) id: a47283bf22 (このIDを非表示/違反報告)
夏夢(プロフ) - みるみるみるきーさん» 私もびっくりだよゆやさん(笑)一体誰に教わったんだー！そんなテクで落とした坊っちゃん大変にならないといーけど♪うひゃひゃ (2019年8月2日 20時) (レス) id: 6404b316b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夏夢
| 作成日時：2016年10月17日 11時
