Dekigokoro・別館４

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tk.

一度言い出したら止まらなくなったのか、小声で。

「お陰で意識しちゃうし、じんじんに心配されるし吉沢さんには申し訳ないしでああもうっ」

じんじん……サービストークかと思ったらマジ呼びなのね。
この場合、気の毒なのはその刑事さん役の人(吉沢さん？)かも。
一般閲覧NG(薮くん基準)な伊野尾くん見せ付けられてんのかなー。
どーすんのまた業界ファン増えたら。

『撮影再開しまーす！』

「行こっか。あのさ伊野尾くん」

「ぅうう…」

「一回振り切ってさ、乗っかっちゃえば？」

「は？！ぇえ？！」

無責任マックスな台詞を放り投げて、みんなと合流してしまう。
平和な悩みに、真面目に答えることもないもんね。

「たーかき、ちゃんやっぱアレ？」

「有岡くん。あー、まぁそう。そっちは？」

「やに下がりまくりでキモい」

有岡くんとは、主語なしで成り立つ会話なの。
ほぼオフィシャルで伊野尾くんとペアリングしてるせいか、有岡くんは彼の機微に敏い。
今も、離れてた割にちゃんと判ってる。

「毎度確信犯かぁ」薮くんめ。

「まぁ…二人で死にそうな顔してるよかいいけど」

「言えてる、てゆーか」

薮くん(あのひと)、伊野尾くんの反応判っててやってるし。
からかいも度を過ぎれば拗れるし、実際過去に拗れたこともあったのに。

「嫌われるとか全く考えてなくない？」

「そこは絶対的な自信があんだろ。俺らがちゃんをフォローすんのも想定内だし」

「まぁねぇ」

「一回さ、まるっと放置してみんのも面白いかなーと思うけど」

有岡くんも、可愛い顔して中々言うのよw

「確かに。俺ら大体甘やかし過ぎ」

「な」

笑いながら離れてった有岡くんから目を外し、気持ちを切り替える。



でもさ有岡くん。
リスクはあるけど、放置(それ)。



悪くないんじゃない？





end.









※※

ちょっとブラックになってしまう紫さんでしたw


青さんが准教授に扮するドラマネタです。
准教授さんには、幼馴染み的な存在の刑事さんがいらっしゃるのですが、その役がもし黄緑さんだったら？……などと言う作者の妄想が裏ネタ(ヲタ脳暑さで熔けかかり)だったり。し、しょーもなっ…。


お付き合いありがとうございました♪



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青への推察(in+青くん(王様&王子様)→←悪くないんじゃない？(敢えて言うならtk&in？)

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