病 弱 な お 姉 ち ゃ ん【神威】

旅立ち ページ26

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それから数日後…_




「お姉ちゃんッ！私“地球”に行くネ！！」






………

え






『どうしていきなり…』


「青空い星！ってハゲが言ってたアル！マミーが行きたかった星に行ってみたいヨ！」


『だからって…一人で行くにはまだ早いんじゃないの？道中何かあったらどうするの？』


神楽にはまだ早いと思うの。
一人で見知らぬ地へ行くなんて、危なっかしくて仕方がない…




「それは大丈夫ネ！何かあったらコイツでズバンッ！するから！」



そう言って紫色の番傘を広げ私に見せる



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〜数分経過〜




『だからね神楽。姉さんは只神楽が心配なの…貴女に何かあったらと思うと……。』



「心配しすぎヨ！！姉ちゃんは気にしすぎネッ！！ネチコイのはハゲで充分！_____ナァッ痛ィイ」





神楽の腕を少しひねる。
ああ、心配しないで？骨折なんて酷いことしないから。


でも__________



『神楽？それって私があのハゲと同じでネチコイ、って言いたいの？ねえ、どうなの？』^ - ^





その言葉は嫌ね。
あのハゲと同じだなんて…腹わたが煮え繰り返りそう^ - ^ふふ…





「痛タッ!!ち、違うヨ！ネチコイ…じゃなくてぇ…あ、あれネ！インコイン！…なんか違う…えっと、メンコイ！そうそれネッ！間違っただけアルゥウ」



『神楽…【メンコイ】の意味知ってるの？』



「え、知らネ」



『……知らないのね』







はあ…まったく


『神楽…本当に行くつもり？姉さん本当に心配だわ…無知な貴女が地球の人達に汚染されないか…』



「汚染なんてされないネ！どっちかっつうと私が征服してやるヨロシッ！」




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1時間経過



『そう…貴女がそこまで言うなら仕方がないわねえ。姉さんが覚悟を決めるわ』



「ぜえ…はあ…ゴホゴホッ！そ、そうアルか…(説得に1時間もかかったネ…)」



『地球へ着いたら直ぐに手紙を出すのよ？でないと、直ぐに姉さんが地球侵略しに行くわね』



「……うん(本当にやりそうだから姉ちゃん怖いヨッ)」






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こうして次の日神楽は地球へ旅立っていきました。




・後日談




『はあ…もう少し(精神的に)説得したかったのだけど、私ったら妹に弱いから…ダメねえ』




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in宇宙船




「(姉ちゃんは……確信的な““ ドS ”” ネッッ)」ブルッ









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