第10話 『睡眠』 ページ10
あたしも手早くお風呂を済ませ
髪の毛をタオルで乱雑に拭く
すると新しく買って着たドールベッドを
睨みつけるかむいが目に入った
『なに?気に入んない?』
「…いや別に」
と答えたが変わらず眉間にはシワがよったまま。
何かあるのか?と疑問に思ったがまあいいや
とめんどくさくなり己のベッドに入り込む
『ねえかむい明日私学校休みだから
二人でどっか出かけようか』
とかむいの方に顔を向ける
するとドールベッドに座り胡座をかく彼は
え?と私に聞いてくる
「俺も行っていいの?」
『はあ?なにを今更。
いいじゃん二人でお出かけしようよ!』
と笑う私にかむいは 別にいいよ と
視線をずらした
『じゃあ、電気消すよ』
パチっ
『おやすみかむい。早く寝るんだぞーー』
「…」
返事は聞こえなかったが
そう彼に告げ、私は瞳を閉じ
明日はかむいとどこに行こうかと
考えながら深い眠りについた
ー
ーー
ピピピピッ
といつものようにアラーム音が流れる。
それにイライラしながらもう一度眠りにつこうと
寝返りをうつと私の頬がぺちぺちと何者かに叩かれた
「早く起きなよ寝坊助」
『も〜うるさいなってあれ、かむい?』
「なに」
『起きるの早いね』
と私が言うと彼は黙ったまま
なにも言わない。それに不思議に思いながらも
ベッドから腰を上げた
『ん?』
ふと、目に入ったのは昨日かむいに与えた
ドールベッド、布団は綺麗に畳まれていて
買った時と同じ状態のよう。
『あんた本当何時に起きたのよ…』
と呟くと
そんなことはいいからご飯作ってよ
と彼に言われた為、朝食、いや昼食を作り始めた
ー
ーー
昼食も終わり簡単に化粧を済ませ
身支度を整え終わった私。
かむいの名を呼べば彼は私の肩に上り
ちょこんと座った
『なんかそこが定位置になってない?
髪の毛下ろしてて正解だった』
「ふーんわかってきたじゃん
で、どこ行くわけ?」
と聞いてくるかむいに
秘密と笑い、扉を開けた。
ついた場所は大きなショッピングモール
なぜここに来たのか、それはかむいの物を
買う為である
『やっぱり一緒に暮らしてるんだから
あんたの物もう少し買おうと思って』
とルンルンでドールショップに入る私に
早く元の姿に戻れれば、と呟くかむいの声は
聞こえなかった。
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xoxo(プロフ) - 迷い猫さん» ありがとうございます^^* 笑 準備しているんでもう少しお待ちください!! (2021年10月13日 12時) (レス) @page36 id: d5fabe029a (このIDを非表示/違反報告)
迷い猫 - うおおおぉぉぉ(((殴お、おおおお返事ありがとうございます!←これから頑張って下さいネ!! (2021年10月10日 20時) (レス) @page4 id: 639c61a784 (このIDを非表示/違反報告)
xoxo(プロフ) - 迷い猫さん» 教えていただきありがとうございます!変えさせてもらいますね (2021年10月10日 12時) (レス) id: cc6db5cebf (このIDを非表示/違反報告)
迷い猫 - 特別編で名前が○○のままなんです……もし変えれたら変えてください……上からですみません!頑張って下さいネ!! (2021年10月9日 21時) (レス) @page36 id: 639c61a784 (このIDを非表示/違反報告)
れの(プロフ) - 名前が〇〇名前ままなんですが名前変換できませんどうしたらいいんでしょうか? (2019年8月18日 10時) (レス) id: a133be1277 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:xoxo | 作成日時:2018年8月30日 17時