特級呪術師と新世界。

よんひゃくはち。 ページ9

「エース…！？エースって、あの”火拳のエース”か！！」
「どこに居る！！？」

叫んでる雑魚は放置。
マルコさん……は、上から勢いつけて蹴り壊すつもりだな。青いもふもふが上に見える。

「余所見してていいのか”白髪”！！」

「叫ぶなとさっき……。いや、いいやもう。」

諦めるよ、うん、僕が折れりゃあいいんでしょう？

飛んできたビームは四次元巾着へ収納。
前回シャボンディでこいつらと戦った時は試さなかったけど、冷静に考えてみればもう1個弱点あるんじゃねェかと思ったところが一箇所あるんだよな。というわけで今回はそこを狙ってみる。

どこかって？心臓だよ。
足に力を貯めて、月歩で一気に懐に潜り込む。
指を武装硬化。普通にどすってやるよか威力は上がるだろ。それで心臓部に右手の指全部を指銃の要領でぶっ刺す。

「……！」
「ココ抉るとどうなんだ？お前は。」

外の装甲は引き剥がしてポイ捨て。内部の機械が丸見え状態になったので、左腕を突っ込んでコードを引っ張り出して切断。んで着地。

「ひいっ！！」
「なんだ、雑魚達まだ居たんだ。巻き込まれても知らねェからな？」
「にっ…！逃げろォ！！」
「…………そんなに怖い？」

さっきのマルコさんといい、ちょっと傷つくことが多いんですが。

ああそうそう、マルコさんと言えば。

「マルコ！？なんでこんなトコに居んだ！？」
「お前を迎えに来たんだよい。おれ達が今どこに居るか知らねェだろい、お前は」
「あ、確かに」

終わったとこか。うん、残骸が見えてるからしっかりやったんですねよかったよかった。そしてエースさんあなたはどうやって白ひげ海賊団の皆さんと合流するつもりだったんですか？本気で知らないとは思わなかったんですけど。なんでルフィと一緒に来たん？…………どうでもいいや。

ルフィの方はとっくのとおに終わらせてたし、双翼も見えてきた。あいつらも多分一撃で倒すだろうから……うん、最初に攻撃始めて最後に倒すってのはちょっとかっこ悪いから早めにケリつけよう。
心臓部のコードを抜くことで動きは鈍くなったしもうほとんど動くことはできないだろうけど、倒しきってはいないからね。心臓部も弱点っちゃ弱点だけど決めきれない弱点ってとこだな。

武装色を纏って上に思い切り蹴り飛ばす。

「おいルフィ〜〜！！」
「ルフィ！やっぱりか、何でてめェは常にトラブルの渦中にいるんだよ！！」

あ、もう来ちゃった感じ？結構距離あったんだけどなァ。

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