箱入り娘は恋をする【ars】【ss】 (ページ42)

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熱中症ページ42

寝ている間暑かった。
窓でも開けようと思って起きようと思って起きたら目眩がした。
暑い。気持ち悪い。
どうしよう。動けない。
せめてこの部屋を出なきゃ。
そう思って動いた時だった。

櫻井「かいちょう……？……どうしたの？まだ暗いよ？」

起こしてしまった。
それと同時に床にペタンとしゃがんでしまった。
気持ち悪い。汗が止まらない。目眩がする。

多分、熱中症。

櫻井「会長……？大丈夫？具合悪くなっちゃった？立てそうにないね。外に出よっか。」

そういうとひょいと抱っこされて外に出た。
汗臭いだろうに。この人はなんで気にしないのだろう。
好きな人にこんな失態を見せて私は何をしてるんだろう……。

外に出た時翔に謝られた。

櫻井「ごめんね会長。俺が肌出さないでって言わなければ会長熱中症にならなかったかもしれないのにね。ごめんね。」

そういうとぎゅっと抱かれた。
大丈夫だと口に出して言えない代わりに頭をゆっくり撫でといた。

櫻井「執事の部屋はどこ？処置してもらおう。」

やだ。迷惑かけたくない。そう思って首を横に振った。

櫻井「んー……じゃあキッチン行こうか。お水飲もうね。」

そう言ってキッチンのほうへ歩き出した。