相手の好みと自分の好み ページ38
二宮「あ、やっと気づきました？あー良かった！長かったあ！！！」
A「長かった？私そこまで意識してた気がしないのだけど……。」
二宮「いやいや、明らかに翔ちゃんの事すっごい見てましたよ？！！！え？！もう……これだから初恋は……。」
A「あと、さっきは助かったわ……ありがとう……。」
二宮「いえいえ、ニノちゃんにかかればこんなのお手の物ですよ！で？何か考えているんですか？」
A「翔…が惚れるようなそんな寝巻き…。」
二宮「んふふ。そんな照れなくてもちゃんと選んであげますよ。」
A「肌を出さないのがいいわ……。」
二宮「あら、さっき言われたこと気にしちゃってるんですか？」
A「ええ、暑くなるから半袖にしてみたのだけど……不快だったみたい。」
二宮「その理由なら長袖は選べません。ただ、翔ちゃんの好みは分かります。こういうのです！！」
パッとニノが手に取ったのは後ろにリボンがある淡いピンク色のワンピースの寝巻きだった。
二宮「でも、これ長袖なんですよね。これの半袖とかありません？」
A「それきる。それがいいわ。」
正直なところ私の好みではないし1回しかたぶんきてない。
それでも彼の好みと聞いたから必死だった。
二宮「じゃあ着替えたら教えてくださいね。外で待ってますから。」
A「えぇ。」
そう言って元々着ていたものを脱いで彼の好みであろう大きなリボンがついたものを着た。
鏡の前にたっても私にはピンクが似合わなかった。
喜んでくれるだろうか。似合ってなくても。
A「ニノ……いいわよ。」
二宮「……なるほど。似合いますね。スタイルがいいからですかね。これは翔ちゃん落ちちゃうな。」
A「こんなフリフリしたもの普段着ないから……。見慣れないわね……。」
二宮「大丈夫ですよ？似合ってます。」
そう言ってにこっと笑ってくれた。
A「お墨付きね。自信がついたわ。」
二宮「ふふふニノちゃんのお墨付きは天下取れちゃいます。」
A「あら、案外簡単なゲームかもね？」
二宮「そうですね！さ！長居してもあれなので戻りましょう！」
そう言っている二宮はるんるんだった。
似合ってるって言ってくれるかしら……
ドキドキしながらお部屋に戻った
二宮「じゃあ私が呼んだら部屋に入ってきてくださいね！」
最近頑張って更新しました。
白の世界で
http://uranai.nosv.org/u.php/novel/kamiyanami3/
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作者名：るーちゃぴ | 作成日時：2021年11月16日 15時
