理解が出来ないお話は ページ30
家について直ぐに二宮だけを自室に呼んで話をした。
なぜ悲しそうな顔をしてしまったのか。
なぜそんなことを言ったのか分からなかった。
二宮「いや、それ私じゃなくて直接翔ちゃんに言えばいいのに。」
A「なぜ？本人が探られたくないから……なんでもないと誤魔化したんじゃないの？」
二宮「いいですか会長。簡単に引きすぎです。女の人はそれでいいかもしれないですけどたまには押さなきゃ。育ちが出てますよ。我儘がまた言えなくなってますよ会長。いいですか私たちは絶対に我儘言っても嫌いませんし見捨てないですから我儘言ってみたらどうですか。」
A「そうね…ありがとう。でも、やっぱり私は言えないわ……。でも、これから気をつければいいのよね。何かあった時にあったわと伝えればきっと悲しむ顔は見ないで済むでしょう？」
二宮「これは……翔ちゃん苦労しますねぇ。」
A「何を言ってるの二宮。私の方が悩まされているわ。」
二宮「ソウデスネ」
二宮「会長そろそろ戻らないとまた翔ちゃんに怒られますよ？ニノと何話してたのって。」
A「あら、普通に答えればいいでしょう？櫻井のことで相談があった…と」
二宮「ダメに決まってるじゃないですか！！！」
A「え？なんで？」
二宮「あ、じゃあいいですか？みんなの呼び方をまず変えましょう。それを翔ちゃんに報告しましょう。なんなら翔ちゃんの呼び方だけ変えてもいいです。」
A「もー……二宮やだ。きらい。」
二宮「え」
A「なんでそんなに必死になるのか教えてくれないし呼び方変えるの分かんないし。もどろ。」
二宮「あー、会長ごめんって。」
その時カチャと私の部屋が開いた
櫻井「ねー、まだ？」
A「ちょうど終わったところよ」
櫻井「何の話をしてたの？」
二宮「呼び方の話ですよ。ほら、会長の呼び方だと少し距離感じません？」
割り込んできた二宮をむっと睨みつけたら肘でつつかれた。
多分乗っとけってことなんだと思う。
でもどうして？本当の事はなぜ言ってはいけないのか私には理解が出来なかった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 68人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：るーちゃぴ | 作成日時：2021年11月16日 15時
