中原中也の可愛すぎる妹！

｢イズ！｣｢兄ちゃん！｣ ページ20

「イズ！」


太宰から連絡を受け探偵社にイズを迎えに行く


「兄ちゃん？何処ー？」


「イズ……本当に見えなくなったのか……」


何処ー？と手をバタバタさせながら俺を探すイズを見て心の何処かではまた太宰の悪ふざけではないかと思っていた自分を現実に引き戻す


「兄ちゃんはここだぞ」


そっと頬に触れると手に擦り寄ってくる


「おうち帰る？」


「あぁ、帰ろうナ」


「うゆ！」


イズの頭に俺の帽子をかぶせ探偵社の奴らに向き直る


「今日は帰る、当分は俺の元に置いとくからイズは来させねぇ。世話になったな」



そう言うと俺は空いていた窓に足をかけ飛び降りた



「ふわふわする」


「すぐつくからな」


「うゆ」



ポートマフィアに着いた途端紅葉の姐さんがイズに飛びついた



「イズ！あぁ、ほんとに可哀想に。でも心配入らぬぞ私がその異能力者を(……P……)してやるからな」



「う？なにするの？」



「お前はまだ知らなくていい」


姐さんがえげつねぇこと話し出すから咄嗟にイズの耳を塞ぐ
幸いイズには聞こえていなかったようだ



「あねしゃん！兄ちゃんにねさっきイズがずっと欲しかった結ぐるみかってもらったんだよ」



そう言って姉さんの目の前にばっとさっき買ったぬいぐるみを見せる


「良かったのぅ、大事にするんじゃぞ」


「うゆ！」



こうして一日は過ぎていった

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