吸血 89 ページ47
Aside
あれから1ヶ月が経った。リトは1週間前に隣に引っ越してきて、ルイが行くのではなくリトから家に来ている。
ル「だぁー!!テメーわざとこっち来てんだろ!俺がお前ん家に行くから来んな!Aとの仲を邪魔すんじゃねー!」
リ「何のことか分かんないな〜」
ニヤリと笑ったリトに対しルイはいつもぶち切れ寸前だ。それでも仲良くなったように思う。
無事に引っ越してきたリトは学校にも来た。学校では親戚の事故と入院とお葬式が見事に重なってそっちに行っていた、という少々無理がある理由をこじつけていた。皆が納得したのはリトの人柄が良いおかげだろう。
主「も〜喧嘩しないでよ。今日は皆来るんだから!」
今日は天鬼先輩や三虎先生、狐原さんと柏木さん達を呼んでホームパーティーをすることになっている。料理は僕達が作って、先輩と先生はデザートや駄菓子を買う。狐原さん柏木さんはお楽しみを考えるという役割を振ってある。そろそろ皆着く頃だろう。
涼「お久しぶりです、A」
隼「ほら、頼まれてた菓子です。甘いのをいっぱい買ってきましたよ」
音「会いたかったよAちゃん♪ってやだ!イケメンいっぱい!」
煉「貴方も男でしょう。しばらく会ってませんでしたね、A。元気でしたか?」
ばったり会ったのか皆帰ってきた。こちらもちょうど料理が出来たところだ。早速パーティを始めよう。
ル「え〜今までお世話になった皆にAはパーティを開いてゆっくりしてほしいってさ。じゃ、かんぱい!」
ルイの声のおかけで静かになった部屋はルイの声が終わってから元に貰った。
全「かんぱーい!!!!」
バイキング形式にしたらどんどん料理が減っていく。雑談しながら30分ほどで完食した。先生達が買ってくれたお菓子を食べながら狐原さん達が持ってきた人生ゲームをすることになった。
僕は一抜けした。強くない!?と皆に言われつつ景品のプリン(特大)を食べる。おいしー!
ル「A」
主「ん?」
ル「プリン付いてる」
そっとルイが僕の頬を舐めた後、流れるようにキスをする。
ル「ん、甘い」
微笑むルイと「なっ………!」と驚いて見てる皆のせいで、僕の顔は真っ赤になった。
嫌じゃないなんて、僕は思ってたよりずっとルイに惚れていたみたいだ。本人には恥ずかしくて言えないけど。
ねぇ、母さん、父さん。こうやって皆で過ごして、笑って。幸せだって感じるから、僕はもう大丈夫だよ。
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まどか - りょーかい、待ってるね!! (2018年8月27日 16時) (レス) id: 130990d81a (このIDを非表示/違反報告)
埋夜冬(プロフ) - まどかさん» ありがとー!それじゃ戦いを終わらせられるよう、頑張りまっす! (2018年8月26日 10時) (レス) id: 59284e1a90 (このIDを非表示/違反報告)
まどか - うんうん、凄い!!私も早速投票させてもらったよ(^^♪ (2018年8月26日 1時) (レス) id: 130990d81a (このIDを非表示/違反報告)
埋夜冬(プロフ) - まどかさん» アンケート作ってみた!どうかな?上手くできてるといいけど………。 (2018年8月25日 0時) (レス) id: 59284e1a90 (このIDを非表示/違反報告)
まどか - オッケー、待ってるっ!! (2018年8月24日 21時) (レス) id: 130990d81a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:埋夜冬 | 作成日時:2018年5月26日 0時