吸血 85 ページ43
ルイside
大神リトが意識を戻したこととAに会わせたいという連絡をもらい、俺は昼から不機嫌だった。俺今Aと幸せな生活を送ってたのに。本当に邪魔しかしないよな。
案の定可愛くて無防備な俺の恋人は大神クンに抱きつき涙を流した。大神クンはAに告白した存在だ。油断は出来ない。っておいコラ頭撫でてるその手を離せ!
俺の機嫌を落とすのが趣味なのか櫻木さんが監視役を俺に任せるとか言ってきやがった。ふざけんな。
澪「学校では隼が監視をするが生活面での監視をルイに任せたい。天鬼くんのように一緒に住めとまでは言わない。大神リトには近所に引っ越してもらうし、家が出来るまではここで過ごしてもらう」
ル「はぁ!?」
隣の家が潰れてすぐ建築作業に移ったのはコイツの家のためか………!まぁ三虎んとこに住んでる天鬼センパイみたいに同居するよりはマシだけど!
リ「ってわけだから、よろしくな、A」
また頭を撫でようとしている。Aも反応しない。この無防備な恋人め!
Aをこちらに引っ張り顔をこちらに向けさせて、大神クンに見せつけるようにキスをした。
ル「悪いけど、こいつはもう俺のだから」
主「っ〜〜〜〜!!!ばか!」
真っ赤に染まっても否定はしないAを前に驚いたらしい大神クンは目を見開いた。
ふふん、どうだ!羨ましいだろ!
リ「…………そっか」
返ってきた返答は簡潔で。もっと挑発に乗ると思っていた。
リ「言ったろ。『この気持ちごと、俺は消える』って。潔く諦めるよ。Aも幸せそうだし」
微笑みを向ける大神クンを見たAは複雑な表情を浮かべていた。
リ「でも________こういうのはスキンシップに入れてくれな!」
主「わっ!?」
バッとAに抱きついた大神クンはAの頬にキスをした。
ル「てめっ…………!」
リ「心の狭い奴は嫌われるぞ〜!」
ル「うぐっ………」
こんのやろ〜!!!Aは俺の恋人だぞ!触んな!てか今頬にキスしやがったな!滅びろ!もういっぺん殺られろ!
澪「貴様ら…………………」
わいわいと騒がしくしているとゴゴゴゴゴという効果音が聞こえた。まずいぞ、これは。
澪「話は最後まで聞けぇッ!!!!!」
櫻木さんがキレた!鼓膜にビリビリと響く声に俺ら全員は姿勢を正した。正直言って怖い。
52人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まどか - りょーかい、待ってるね!! (2018年8月27日 16時) (レス) id: 130990d81a (このIDを非表示/違反報告)
埋夜冬(プロフ) - まどかさん» ありがとー!それじゃ戦いを終わらせられるよう、頑張りまっす! (2018年8月26日 10時) (レス) id: 59284e1a90 (このIDを非表示/違反報告)
まどか - うんうん、凄い!!私も早速投票させてもらったよ(^^♪ (2018年8月26日 1時) (レス) id: 130990d81a (このIDを非表示/違反報告)
埋夜冬(プロフ) - まどかさん» アンケート作ってみた!どうかな?上手くできてるといいけど………。 (2018年8月25日 0時) (レス) id: 59284e1a90 (このIDを非表示/違反報告)
まどか - オッケー、待ってるっ!! (2018年8月24日 21時) (レス) id: 130990d81a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:埋夜冬 | 作成日時:2018年5月26日 0時