吸血 65 ページ21
ルイside
学校の校門の前で待つこと一時間。Aはまだ来ない。何をしているのだろうか。
涼「おやルイ、どうしてここに？」
あ、酒呑。そういやコイツに今日迎え行くって伝えてもらったっけ。
ル「Aがまだ来ねーんだ」
涼「それはおかしいですね。先程完全下校のアナウンスが流れて生徒はいないはずですが……」
さっき聞いたチャイムがそうだな。
涼「そう言えば今日の鍵当番は三虎先生ですよ。電話してみたらどうでしょう」
ル「そうだな」
携帯を取り出し馬鹿虎にコールを掛ける。あいつ仕事中は出てくれないんだよな〜………。
ル「そうだ！大神クンは？」
大事なことを忘れていた。大神リト。アイツの正体を暴かなければ。
涼「いえ。今日は来てませんでした。先生にも連絡を入れてないそうです」
くそっ！やっぱり出てこねーか。折角見つけたのに！
隼『仕事中に掛けてこないで下さいよ。俺が出ないこと知ってるでしょう。何の用ですか？』
お、繋がった。
ル「A見てないか？」
頼むよ。見たって言ってくれ。
隼『いえ。今全クラスの鍵閉めが終わりましたがAのことは見てませんよ。鞄もありませんし帰ったと思ってましたが、いないんですか？』
嘘だろ？Aがいない？じゃあ何処に！？
涼「ルイ！靴箱に靴がありません！」
まさか誘拐！？違うな、人目に付きすぎる。じゃあいない理由は！？くそ、考えがまとまんねぇ！！
涼「探しましょう！外にいるかもしれません！」
ル「ああ！つーわけだからお前も探せ！」
隼『分かりました。もう一度回ってみます』
電話を切って学校に入り、夕方の学校を走る。どんな小さな影も見逃さないように。
ふと気付いた。いや、香った。甘い甘い、俺よく知っている匂い。
＿＿＿＿＿＿Aの、血の匂いだ。
ル「ッ…………！！」
まさか怪我して倒れてるのか！？それとももっと酷い何かか！？
匂いがした場所は体育館倉庫。そこには紅い液体がポタポタと落ちたような跡の紙があった。さっきよりも強い匂い。つまりこの紅い液体は、Aの血だ。
紙を開ける。それを見て自分の不甲斐なさに拳を握りしめた。
隼「ルイ！」
ちょうど馬鹿虎と酒呑が来た。何も言わない代わりに血の付いた紙を渡す。
『Aは俺がおもちゃにする。今日が最後の人狼殺しだ。Aを助けたいなら来い。山奥の学校がお前たちの死に場所になる。
人狼 大神リト』
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まどか - りょーかい、待ってるね！！ (2018年8月27日 16時) (
レス) id: 130990d81a (このIDを非表示/違反報告)
埋夜冬(プロフ) - まどかさん» ありがとー！それじゃ戦いを終わらせられるよう、頑張りまっす！ (2018年8月26日 10時) (レス) id: 59284e1a90 (このIDを非表示/違反報告)
まどか - うんうん、凄い！！私も早速投票させてもらったよ(^^♪ (2018年8月26日 1時) (レス) id: 130990d81a (このIDを非表示/違反報告)
埋夜冬(プロフ) - まどかさん» アンケート作ってみた！どうかな？上手くできてるといいけど………。 (2018年8月25日 0時) (レス) id: 59284e1a90 (このIDを非表示/違反報告)
まどか - オッケー、待ってるっ！！ (2018年8月24日 21時) (レス) id: 130990d81a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：埋夜冬
| 作成日時：2018年5月26日 0時
