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吸血 46 ページ1

ルイside

Aが泣き止むまでと思って抱きしめて頭を撫でていたら、いつの間にかAは寝てしまっていた。政府に行って疲れたかな?

ダンピールは同族である吸血鬼を殺せる存在。もしかしたらAも畏怖の目を向けるかと思ったら、俺のために涙を流した。

Aがどんな気持ちで泣いたのか分からないけど、どんな理由であれ嬉しかった。

ル「ありがとう」

ふわふわなAの髪を撫でてから、横抱きにして寝室へ連れていく。

穏やかな寝息をたてるAの濡れた目尻に、愛しさを込めてキスをした。

これ以上触れたら止まらなくなりそうだ。

ル「好きだよ、A」

お前のことは俺が絶対守るから。

寝室を出て音子たちからもらった血液パックを飲む。美味しいけど、Aの血液が一番だな。あとでお礼をしておこう。

さて、俺は今、個人的に調べている人物がいる。その名も大神リト。Aの友人だ。

アイツな〜んか好きになれないんだよな〜。多分アイツもAのことが好きな俺のライバルだからだろう。

大神リト。17歳男。クラスや学年からの信頼も厚く、先輩や先生までも誉める始末。Aが両親を無くしてから、さらにAに過保護になったと言う。クラスの奴等と一部先生にチャームを使って得た情報だ。

でもおかしいだろ。何かひとつくらい悪意があっていいはずなんだ。人間は自分よりも上だと思う存在に、憧れと少しの嫉妬を抱いているから。何か粗を見つけようとする。自分とは合わない気に入らないところを見つけようとする。

そんな感情を誰も抱いていないなんて。大神クンは何か力を持っているのか。もし仮に、大神クンが人外だとしたら―――――― 。

これは、あの腹黒肉食獣に協力を頼もうか。これ以上Aに血を見せないためにも。

吸血 47→



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設定タグ:埋夜冬 , オリジナル , 吸血鬼   
作品ジャンル:ファンタジー, オリジナル作品
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まどか - りょーかい、待ってるね!! (2018年8月27日 16時) (レス) id: 130990d81a (このIDを非表示/違反報告)
埋夜冬(プロフ) - まどかさん» ありがとー!それじゃ戦いを終わらせられるよう、頑張りまっす! (2018年8月26日 10時) (レス) id: 59284e1a90 (このIDを非表示/違反報告)
まどか - うんうん、凄い!!私も早速投票させてもらったよ(^^♪ (2018年8月26日 1時) (レス) id: 130990d81a (このIDを非表示/違反報告)
埋夜冬(プロフ) - まどかさん» アンケート作ってみた!どうかな?上手くできてるといいけど………。 (2018年8月25日 0時) (レス) id: 59284e1a90 (このIDを非表示/違反報告)
まどか - オッケー、待ってるっ!! (2018年8月24日 21時) (レス) id: 130990d81a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:埋夜冬 | 作成日時:2018年5月26日 0時

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