増田俊樹との結婚生活を、平和なままに。

3話　読者目線 ページ4

朝ごはんを食べて、身支度をして、二人で同じ駅に行く。
私が降りる駅は決まってて、それから会社に行くだけだけど、俊樹はその日によって違う。でも毎日、使う電車と時間は朝は一緒だ。


俊樹と並んで歩く。防止かぶったりマスクつけたり、変装してるから、違和感がないわけではない。


A「ねぇ俊樹。」

俊樹 「ん?」

A「今日はさ、どこで降りるの?」

俊樹 「えーっと、、、○○駅。」

A「あ、じゃあ俊樹の方が早いね。降りるの。」

俊樹 「だね」





結婚したからといって、話が弾むわけでもなくて、、、









なんか気まずい。









電車には余裕で間に合って、椅子に座る。

会話は弾まないのに、さりげな〜く、手繋いでくれるから、、、

もう!!そうゆうところ好き!!



毎朝見慣れた景色が流れていって、あっという間に俊樹が降りる駅。



俊樹 「じゃーね、A」
A「うん。じゃーね。」

パッと手を離して、俊樹は降りて行った。


電車の中では、何も話さなかったのに、手を繋いでただけなのに、

俊樹がいなくなると、さみしかった。



会社の昼休み中に、俊樹からLINEが来た。




『今日Aと一緒の時間に家に帰れるかも。』

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