8色 ページ10
女子寮につき、今回はるなの部屋で女子会をすることになった。
「ここ、るなの部屋です!どうぞ!!」
『お邪魔しま〜す。』
水色で統一された部屋は、いかにも女の子らしい部屋だ。
「さ、女子会始めましょう!」
丸いミニテーブルにカップを置く。
「て、言っても何話す?」
「ここは、恋バナですよ!」
どやっという効果音がつきそうなほどの声を張り上げて言うるな。
「皆、好きな人いるんですか?」
ピンク色の可愛いマグカップに口をつけながらのあが問う。
「るな、皆好きです!!Aさんも好きです!!」
そういい、るなはAをぎゅっと抱き締める。
その光景はまるで天使の戯れのように見える。
「それじゃあ、恋バナじゃないんだよね〜。」
「えとさんは、ゆあんくんじゃないですか?」
あきれ気味のえとにすかさずのあが言う。
「う〜ん。恋とかよくわかんないんだよね〜。そういうのあさんはじゃっぴじゃないの?」
「じゃぱぱさんは大切な友達ですかね〜。」
この会話を聞くととてもこの方達は恋バナが向いていないようだ。
「ん〜。あ、そうだ!!Aには好きな人いないの?もしかしたら好きな人の想いつよいから何か分かるかも!!」
『好きな人……?』
Aは、頭にはてなを浮かべながら考える。
胸の中で響いてる暖かい気持ち。
“A……”
誰かが呼んでくれる私の名前……。
『好きな人かわからないけど、なんだか……心につっかかる感じの人はいたんだと思う。』
「そっか……。」
脳裏に誰かの声が聞こえる。
“A……見てごらん?”
“A、生まれてきてくれてありがとう”
なんだろう……
この人の声を聞くと……
胸が暖かくなって……
何故かものすごく悲しい……
『……っ』
いつの間にか、Aの目から大粒の涙が零れた。
「A……さん?」
るなが心配そうに声をかける。
『なんだか……グスッ………えっと……グスッグスッ…………あの………』
話したいのに何故か話せなくて。
戸惑っているAの背中に暖かい何かが触れた。
『のあさん……?』
「大丈夫ですよ。」
暖かい何かの正体はのあさんの手であった。
「私たちは……Aさんの仲間だよ。」
彼女の優しい声に落ち着く。
『なんだか、忘れちゃいけないはずなのに、忘れちゃった……こんなの駄目だと思って……グスッ』
声を振り絞って話す。
三人は静かに聞いてくれる。
ありがとう。
心の中に三人にむけて感謝した。
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いつかイメ画貼る!!
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水滴さぶぅ(プロフ) - あかりんごさん» 返信物凄く遅れてすいません!気づかなくて……他に話せる場所探しといてください。 (2023年1月1日 22時) (レス) id: 2c1f798496 (このIDを非表示/違反報告)
あかりんご - 水滴さん» ごめんなさい…わたしログインしていないんですよ…メールアドレスがなくて、、、ほんとにすみません……べつの場所探しますね! (2022年12月7日 14時) (レス) id: 86c5fe95fa (このIDを非表示/違反報告)
水滴(プロフ) - あかりんごさん» 俺のボードで話しましょう! (2022年12月6日 20時) (レス) id: 05d28737e5 (このIDを非表示/違反報告)
あかりんご - 水滴さん» え!?いいんですか!!!ありがとうございます!どこかで話したいのですが、どこがいいでしょうか?ほんとにうれしい…やったぁ!!!! (2022年12月6日 19時) (レス) id: 86c5fe95fa (このIDを非表示/違反報告)
水滴(プロフ) - あかりんごさん» いいですよ!仲良くなりましょう! (2022年11月17日 18時) (レス) id: 05d28737e5 (このIDを非表示/違反報告)
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