謳歌84 おはよう ページ47
Aが再び目を覚ましたのは、戦争から半年後だった
センゴクは元帥を降り、次の元帥を決めるクザンとサカズキの戦いでクザンが負けて出ていき、サカズキは元帥へと上がった
薬品の匂いが漂う部屋の中には、つい昨日一昨日置かれたような新鮮な花
『あら〜、綺麗な花〜』
花瓶から1本取り、クルクル回したり、匂いを楽しむ
『＿＿＿とにかく起きなくちゃ〜』
ゆっくりと体を起こし、点滴やらを引きながら部屋から出る
「…A様……！！！」
出たと同時に、誰かの声が聞こえた
『＿＿＿ルッチ〜？』
セント・ポプラで退院祝いをしてから全く会っていなかったロブ・ルッチ
『どうしてあなたが＿＿＿』
ここにいるの？と聞こうとした時、泣きそうな顔をしたルッチに、力強く、そしてとても優しく抱きしめられた
「…あなたが目覚めるのを……ずっと心待ちにしてました…ッ！！」
抱きしめる腕は小刻みに震えていて、まるで一緒に眠ったあの日のよう
「…おれは以前より強くなりました。今はCP0と言う組織に就いています。そこで、あなたの護衛を任されました」
『凄いわね〜ルッチは。どんどん強くなって、とっても嬉しいわ〜』
優しく頬を撫でると、それに擦り寄るルッチ
まるで猫でも撫でているようだ
「…あなたはこれから、どうするんですか？」
『一度…神天に帰ろうと思うわ〜』
「！！！」
一度神天に帰る
つまりまた次会うのは数十年後になるという事
ルッチが分かりやすく顔を歪めると、Aが違うわ〜と言った
『"義務"はもう…捨てたわ〜』
「！！どういう事ですか？」
『そのままよ〜。もう、この地を見定めるのは辞めた』
それは決して"青海に飽きた"と言う理由ではなく
ただ本当に、辞めただけ
それを理解したルッチは、また安心したようにAを抱きしめた
「何十年も…あなたに会えなくなるのかと…」
『"今回"は…あまりにも大切なものが沢山出来ちゃったから〜』
困り眉でそう言うA
もちろんその大切なものの中にはルッチやカクなんかも含まれており
それをわかっているルッチはとても嬉しそうに頬を緩めた
『ねぇルッチ〜。…本部に行きたいの〜』
「…あなたが望むのなら…どこへでも＿＿＿」
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蒼 - とてもきれいな人生をありがとうございます。夢主の途方もない優しさが響きました。結論:大泣きしました本当に好きです。ありがとうございました！！！土下座 (2022年8月7日 23時) (
レス) @page50 id: edd403d320 (このIDを非表示/違反報告)
カミちゃん(プロフ) - 花ノ園さん» こちらこそ読んでくれて森羅万象感謝感激雨霰!!!!!!!!!!!!!!我貴様大好!!!!!!!!!!!!!! (2022年2月21日 13時) (レス) id: 4e90030f17 (このIDを非表示/違反報告)
花ノ園(プロフ) - 圧倒的母性力感謝感激雨霰！！！！謝謝！！！！ (2022年2月21日 13時) (レス) @page50 id: 408f90cf09 (このIDを非表示/違反報告)
松 - 2人揃ってボルサリーノの盗聴用黒電伝虫に話しかける平和な空間… (2020年11月12日 7時) (レス) id: a69079c5f6 (このIDを非表示/違反報告)
「 」(プロフ) - え？え？え？タイトルから震えた。マッマおかえりなさい。そして、続編おめでとうございます。青海をじゃんじゃん、楽しんじゃってください。私はそれを見守りますのです。 控えめに言って愛してます (2020年8月5日 13時) (レス) id: e81c17c75a (このIDを非表示/違反報告)
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