謳歌82 戦争終息 ページ45
全員が息を飲んだ
あの、あのAが、悲しみで泣いているのだ
しかし彼女の笑顔は消える事を知らない
あんなに苦しそうに涙を流しているのに、笑顔だけは、張り付いて取れない
センゴクはAの言葉に少し考える素振りを見せた
正直、Aがこの戦争を止めることなど、とても簡単なのだ
その地位を使い、"この戦争をやめろ"と、命令すればいいだけなのだから
しかし彼女は絶対にそれをしようとしなかった
いつまでも涙を流して、"お願い"をするだけだった
「………ッ！！！」
センゴクが息を漏らしながら発した言葉は＿＿＿＿＿
.
.
.
「＿＿＿＿＿分かりました…ッ！！！」
「「「！！！？」」」
YESのようだ
「本気ですか！？火拳のエースも、麦わらのルフィもすぐそこに…！！」
「構わん！！責任は私が取る…これ以上戦っても、両軍被害は無益に拡大する一方だ！！！」
センゴクは一息置いて、全海兵、そして海賊に聞こえるように叫ぶ
「戦争は……！！！終わりだァ！！！」
センゴクのその言葉を聞いて安心したように倒れるA
「！？お前…死ぬな！！エースがお前のこと気に入ってんだ！！！」
「おふくろ…なァおふくろ！！頼む死なないでくれ…！！」
そんな二人の叫びも虚しく、Aの意識はどんどん薄れていく
「A様はこちらで治療する！！さっさとこちらへ渡せェ！！」
「おふくろにこんな傷をつけたのは海軍だ…！！お前らにおふくろは渡さねェ…！！」
戦争はもう終わったというのに、次はどちらがAを治療するかで一波乱起きそうだ
そんな両者を宥めるように、Aは掠れた声で言う
『…私の事は…海軍に任せなさい……』
「それだけは出来ねェ…ハァ…とっとと帰って来やがれ…！！」
白ひげ海賊団は、まるで駄々をこねる子供のようで、誰一人としてAの言うことを聞こうとしない
そんな可愛い息子たちを、Aが初めて叱った
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蒼 - とてもきれいな人生をありがとうございます。夢主の途方もない優しさが響きました。結論:大泣きしました本当に好きです。ありがとうございました！！！土下座 (2022年8月7日 23時) (
レス) @page50 id: edd403d320 (このIDを非表示/違反報告)
カミちゃん(プロフ) - 花ノ園さん» こちらこそ読んでくれて森羅万象感謝感激雨霰!!!!!!!!!!!!!!我貴様大好!!!!!!!!!!!!!! (2022年2月21日 13時) (レス) id: 4e90030f17 (このIDを非表示/違反報告)
花ノ園(プロフ) - 圧倒的母性力感謝感激雨霰！！！！謝謝！！！！ (2022年2月21日 13時) (レス) @page50 id: 408f90cf09 (このIDを非表示/違反報告)
松 - 2人揃ってボルサリーノの盗聴用黒電伝虫に話しかける平和な空間… (2020年11月12日 7時) (レス) id: a69079c5f6 (このIDを非表示/違反報告)
「 」(プロフ) - え？え？え？タイトルから震えた。マッマおかえりなさい。そして、続編おめでとうございます。青海をじゃんじゃん、楽しんじゃってください。私はそれを見守りますのです。 控えめに言って愛してます (2020年8月5日 13時) (レス) id: e81c17c75a (このIDを非表示/違反報告)
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