居候中 形見 ページ22
＿＿＿私がこの船で世話になってから11日経った
残りはちょうど2週間で、私は相変わらずみんなの手伝いや、作業の工程なんかを見学している
まァ……未だに敵襲に参加、又は見学が出来ていないんだが…
「A〜！！今日も隠し味入れてくれ！！」
『あぁ、チョニキさん。今入れてあげるよ』
そうそう、私が皆に料理を振舞った日から、よくチョニキさんやルフィさん、サンジさんなんかも隠し味を入れてくれと頼みに来るな
わたあめやら肉やら、オシャレな料理なんかを持って
ただほんのちょっと、気持ちを込めるだけなんだけどな
『さァ、隠し味……と言っていいのか分からないが、しっかり入れたぞ』
「ありがとうA！えへへ〜、Aの「愛」って隠し味入れると、すっげェ美味しくなるんだ！」
『そうか、ありがとう。これは母譲りのものでな。私もよく母に強請っていたよ』
＿＿＿懐かしかったな……あの頃は
私は杖を見ながら、そう呟く
すると
「なにこれ？！とっても綺麗！！」
と、ナミさんがハニーをヒョイッと取ってまじまじと見つめていた
『それは私の杖だ、ハニーと言ってな。呪文を唱え、魔法を使う時に用いるんだ』
「へ〜、この嵌っている宝石に関係があるの？」
『あぁ、一応相当希少な魔法石だ。5000年に1つの代物が約20個嵌っている』
私がそう言うと、ナミさんは目を光らせてハニーをギュッと握る
「じゃあこれ……私が貰っちゃおうかしら〜！！」
『ダメに決まっているだろう。それは売り物じゃあないんだ』
ナミさんはハニーをクルクル回しながら、追いかける私から遠ざかる
それを見ていたロビンさんは、紅茶を置いてふふっと笑った
「ふふっ、あんまりいじめちゃダメよ？ナミ」
「分かってるわよ〜！！ちょっと借りるだけ！」
『いや、出来ればそのちょっともやめて頂きたいんだが』
ナミさんは相変わらず宝石を見て目を輝かせている
全くもう＿＿＿＿＿
『ナミさん、いい加減返してくれないか
それは私の＿＿＿
.
.
.
.
＿＿＿死んだ母の形見なんだ』
「えっ……！？」
「！」
ナミさんとロビンさんの顔から、笑顔が消えた
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匿名 - ↓↓↓超同意です。私も好き (2020年6月24日 19時) (
レス) id: 8ed0048641 (このIDを非表示/違反報告)
私が堕天使だ - 夢主の性格大好きです。応援してます (2020年6月22日 11時) (レス) id: b25ad7acaa (このIDを非表示/違反報告)
ミナ - 唐揚げ小説から。読ませていただいていて。とても面白かったです。これからも頑張って下さい。胸…もっと大きくなっ((…。応援していますー (2020年6月21日 20時) (レス) id: 621cf6c9a3 (このIDを非表示/違反報告)
山道本土 - めっっちゃ！！！おもれぇええええ！！作者さん！！応援してる！！！愛とか最高かっ！！？(テンションが上がってる)俺は応援してる！！！！！！応援させてくれ。続編おめです！ (2020年6月21日 6時) (レス) id: 1a4ddf2228 (このIDを非表示/違反報告)
風人雷震 - ……夢主ちゃん怖い:(；ﾞﾟ'ωﾟ'): (2020年6月14日 17時) (レス) id: e7a29d0b8d (このIDを非表示/違反報告)
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