公安のエースカップル２【降谷零】

５５話 ページ6

そして退院の日になった。
私と入れ替わるかのように零はICUを出て病室に移された。
容態は安定しているそうだ。
退院した日、蘭ちゃんたちがポアロで退院おめでとう会を開いてくれた。
次の日、私は警察庁へと向かった。

『おはようございます…。』

風「星宮さん！良かった、無事退院出来て！」

『ありがとう風見』

その他にも皆口々にお祝いの言葉をくれた。
すると警察庁長官が直々に私の元に足を運んでくれた。

『⁉長官殿！』

「星宮Aだったな。君の功績は十分に聞いているよ」

『とんでもございません。私は自分の職務を遂行しただけです。』

「もし良ければ、これからもここで働かないか。デスクワークだけでいい。それだけでも是非獲得しておきたい人材だと私たちは判断した。」

『本当に、本当に良いのですか？』

「あぁ、これからもよろしく頼むよ」

そう言うと警察庁長官は行ってしまった。
私は今後もここで働き続けられるらしい。
それに対してもみんながお祝いをしてくれた。その日は書類整理だけして帰る事にした。
明日からはだいぶ忙しくなりそうだ。

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