21話 ページ22
起きると零はベッドサイドに座ってパソコンとにらめっこしていた。
仕事に行くのを咎めてしまい申し訳なかったと思う。
『零、ごめんね』
私がそう言うと零はこちらを振り返った
降「何故謝るんだ?」
『だって、今日登庁だったんでしょ?仕事増やしたじゃん』
零は軽く笑ってこう返してきた
降「そんなことないぞ?ショートスリーパーの俺がこれだけ睡眠が取れたのはAがいて安心したからだぞ。そんなことより、もう体調はいいのか?」
『うん、大丈夫だよ。それならいいけど…。』
本当にそうなのか、零にそう聞こうとしたら素晴らしいほどの作り笑顔で聞いてきた
降「何故倒れるまで仕事をした?体調が悪いと何故言わない、約束を破るなんて、本当にいい度胸だな?」
質問多いよ…泣
『倒れるなんて思わなかったの!それに迷惑でしょ⁉いい歳した大人がトリプルフェイスの零に、体調が悪いくらいで頼ってたら情け無いじゃない、それに公安警察なのよ?けど、約束破っちゃったのは、ごめん。』
降「はぁ、あのな。風邪をひいた状況で寝ずに働きづめていれば倒れる可能性は高い。体調が悪くなるのは確かに管理の問題かもしれないが、長時間飛行機に乗って戻ってきてからほとんど休む間も無く働いていたら体調だって崩すさ。もう少し頼ってくれ…。」
『うん、本当にごめん。』
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Mal(プロフ) - ありがとうございます!すみません単純に打ち間違いです。ご指摘ありがとうございます! (2020年1月1日 9時) (レス) id: 760fe6071b (このIDを非表示/違反報告)
チロル - すごく面白いです。44、45話が抜けているのはなぜですか? (2020年1月1日 1時) (レス) id: b05fec9f98 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Mal | 作成日時:2019年3月11日 20時