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story 57 : 紫耀 side ページ9
思わず口走ってしまった。
A『平野先輩…？』
紫『紫耀でいい。紫耀でいいよ。』
A『え…あ、えと紫耀くん…？』
紫『そんなに廉がいいの…？廉じゃなきゃ、ダメなの…？』
A『え…』
廉『なにしてんの？』
タイミングがいいのかわからない。
廉が来て、Aちゃんの前に立つ。
廉『紫耀、いくら紫耀でも、渡さんで。』
A『廉…？』
紫『なんのこと。』
廉『絶対に渡さん。』
A『ねぇ、廉…どうゆうこと…？』
廉『大丈夫、仕事戻ろ？な？』
A『うん…』
昔から廉は正義感が強くて
一際目立つ存在でかっこよかった。
勝負事にも負け知らずなやつ。
だけど今回だけは、譲りたくない。
A『紫耀くん、仕事戻るね…？』
廉、俺はAちゃんがすき。
悪いけど、諦める気はない。
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作者名：愛結綾 | 作成日時：2018年10月4日 9時
