検索窓
今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:131,130 hit
小｜中｜大

story 77 ページ29

記憶が戻らないまま3ヶ月が経って
私は病院を退院した。
家に着くと自分の部屋に向かった。

A『これ…』

部屋を見渡せば写真が沢山飾られてて
その写真には廉くんが写ってた。

pururu…puru

ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ
着信:永瀬 廉
ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ

A『もしも…し…』

廉『え、泣いてる…？どうした…？体調わるいんか？！』

A『違う…違う…の…』

廉『どうした…？なんかあった…ん？』

A『たくさん…廉くん…との…写真があるのに…私は…覚えてなくて…っ…』

廉『っ…待ってて。すぐ行くから。』

廉くんとの思い出がこんなにもあるのに
1つも思い出せない自分が憎かった。
廉くんのことを思い出したい…。

コンコン

廉『俺、入ってもいい…？』

A『うんっ…』

廉『大丈夫…か…？』

A『ごめんなさい…ごめんなさい…』

廉『大丈夫やから…謝らんといて…』

優しく抱きしめる廉くんも泣いていて
私も泣くことしか出来なかった。

story 78 : 廉 side→←story 76



→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って！｜面白い！→ )

点数: 9.8/10 (86 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
413人がお気に入り
アイコン この作者の作品を全表示｜ お気に入り作者に追加｜アイコン 感想を見る
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム： 感想：  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名：愛結綾 | 作成日時：2018年10月4日 9時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。