時・11 ページ13
◆ 太輔・side ◆
あれから 他メーカーのディラーにも行った。でも、あの車種ほど気に入る物がなかった。
でも、なぜか踏み出せなかった。
バサッ…
「あ〜… 喉 乾いた、… 」
睨めっこしていたパンフレットたちをテーブルに投げ、キッチンへ。
冷蔵庫を開け、物色。
「あ、水ない… 」
「… でも、ビールの気分じゃないしなぁ… 」
あるのは ビール等の酒類ばかり。
常備している ミネラルウォーターが切れていた。
とりあえず ネットで注文。でも、今日 飲む分がなかった。
「久々に買い物に行くか… 」
変装するのは 面倒だが 顔がバレると厄介。また引っ越しを余儀なくされるからだ。
幸い、まだこのマンションは 引っ越してきたばかりでファンにはバレてはいない。
それに この辺の住人は、我、関せずが多いのか 俺とすれ違っても素通り。知らん顔。
スーパーやコンビニでも気づかれることはなかった。
でも、一応は用心し 変装をして出かける。
このマンションから一番近いコンビニは、歩いて５分の某有名コンビニ。
俺たちも過去、CMでお世話になったことがある大好きなコンビニだ。
「お、ラッキー！人 あまりいないじゃ… え… ？」
嘘…
見覚えある顔…
…
なぜか ドクンと胸が鳴る…
「あの子だよな？」
… 確か 吉田さん。
雑誌の前で 何やら難しい顔をしてる…
静かにコンビニに入店し、彼女の後ろをゆっくり通る。
全然 気づかない… 何かの雑誌に夢中だった。
一体 何をそんなに真剣に読んでるのかな？
でも、覗き込むわけにはいかない…
彼女を横目に店の奥、ドリンクコーナーに向かった。
「ずっと… 読んでる」
余程 面白いのかな？
「つか、買えばよくない？」
「… ん？俺、何 気になってんだよ、関係ないのに」
… そうさ、関係ない。
「買って帰ろっと… 」
ミネラルウォーターをカゴに入れるとレジへ。
「１０８０円です」
さっさと払い、帰ろうと出入り口へ…
「よし！読んだ！満足！さて、帰ろっと！！」
え…
ドン！！
「ぅわ… ！！」
「ぁ！！」
やべ！！ぶつかった！！
「ご、ごめんなさい！」
「あ、いえ… 」
…
…
え？
そ、それだけ？
彼女は俺に気づくことなく ペコリとお辞儀すると通り過ぎた。
なぜか すごくショック…
君まで 俺を知らない顔をするの？
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もえぴっぴ。 - こんばんは。是非とも続き読みたいのでパスワード知りたいです！お願いします。 (2022年11月1日 20時) (
レス) id: 066065d151 (このIDを非表示/違反報告)
亀猫(プロフ) - みいまる先生さん» みいまる先生さん、こんばんは(*^▽^*) 亀猫と申します。メッセージ欄の方へお返事してありますので確認をよろしくお願いします。メッセージありがとうございました。 (2022年10月11日 23時) (レス) id: d73310e050 (このIDを非表示/違反報告)
みいまる先生(プロフ) - こんにちは。 初めて主様の作品を読ませていただきました！ぜひ続編も読みたいのでパスワード2を教えてください🙇♀️ (2022年10月11日 13時) (レス) @page50 id: b1e991385d (このIDを非表示/違反報告)
琉衣(プロフ) - コンニチハ！先程メッセージ欄見ました！ (2021年12月18日 15時) (レス) id: d7ec384554 (このIDを非表示/違反報告)
亀猫(プロフ) - 琉衣さん» 琉衣さん、こんにちは。あの、メッセージ欄って見たり書いたりできますか？コメ欄では発行してないの〜！ (2021年12月18日 15時) (レス) id: d73310e050 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：亀猫
| 作成日時：2019年1月19日 22時
