【akgmクラフト】幸せにするから一緒に暮らそう１１ (ページ17)

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ベランダページ17

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A「あ、あちゃみさん……なんでここに…」

もうそろそろ皆も布団に入る頃だと思ったんだけど…

あちゃみさんはベランダに出て私の隣に立つ。

あ「全然眠くなくてさ、水でも飲もうかと部屋出たら声したから…

幽霊かと思ってビビってたけどAちゃんだから安心した」

あは、と笑うあちゃみさんの表情は、いつもより明るく感じる。

……showさんと通話してるからなのかな…？

私は通話をスピーカーにしてあちゃみさんにも聞こえるようにした。

それに気付いたあちゃみさんは、

あ「ちょっとshowやーん？今年の夏来ないってどういうこと～？」

s「いやすまんって……でもお盆あたりもしかしたら行けるかもやからさ！待ってて！」

あ「はぁ～……まぁ仕事頑張ってるのは知ってるけど、無理しないでね」

あちゃみさんの言葉におう、と答えるshowさん。

私は二人の会話を聞いて、あちゃみさんに質問をした。

A「ねぇねぇ、さっきこの文字あたしが掘ったって言ってたけど、なんで掘ったの？」

あ「え？あぁ……

showやんと仲良くなったばかりの時に、showやんがベランダ作ってくれてさ～

皆にお礼したくて、って言って作ってくれたんだけど…

ここからの景色、ほんとに大好きだからさ

愛媛に戻るって言った時、この事忘れたくなくて

showやんが向こうに行った日にこれを掘ったの」

そう笑うあちゃみさんは、嬉しそうに私の顔を見た。

ここからの景色……

もう一度、真夜中の街を眺める。

街頭がチラついて、静かで、心地いい。

この景色を見れるようにしたshowさんに

A「………ありがとう、」

小さくそう、呟いた。

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