41 バステンside ページ42
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彼女の過去は壮絶だった。
想像もしたくない過去だった。
ただ、ともさんを見て安心する顔を見て、
俺も直接助けたかった、と何故か馬鹿なことを考えてしまう。
俺たちを見て、あんな怖いですと顔に書いてあるような表情をされて傷つかない人間がいるのだろうか。
俺も直接助けていれば、少しは笑顔を向けてくれたのだろうか、
そんな想像を勝手にする。
…ただ、
怖いですと言ってるような表情をしていても、
このシェアハウスに住みたいと言い出した時は、
とてつもなく嬉しかった。
もっと彼女を知りたいと思った。
そしてもっと笑わせたいと思った。
これは俺の我儘だけど。
・
・
・
彼女がこの家に来て、今日は遅いからと先程ソーラさんがベッドに行くよう促した。
今リビングにいるのは彼女以外の全員。
各々、色々な事をしている。
…いつもより空気は重たい気がするけれど。
バ「あの、少しいいですか」
皆がなんだと俺の顔を見る。
と「んー？どうしたのバステンさん！」
真っ先に食いつくリーダー。
バ「これは、僕の我儘ですが…
彼女が今まで過ごしてきた辛いこと。
…地獄みたいな日々、
忘れてしまうくらいに、
Aさんを幸せにしませんか。」
そう言い終わると、皆きょとんとした顔をした後、
「「もちろん！」」
と答えてくれて、嬉しくなる。
と「バステンさんよく言ってくれた！」
ソ「実は思っていたのよ」
ク「…私も」
よ「ただなんか言いづらくて…」
w「絶対笑顔にするけん！」
あ「あたしもあたしも！安心させたい！」
ア「自分もです。出来ることがあれば。」
つくづくこのメンバーは良い人達ばかりだと考えさせられる。
バ「みんな同じような意見で良かったです。…じゃあ…」
ともさんをちらりと見る。
ここからはともさんの仕事だ、
そんな気持ちを込めて。
ともさんは察したのか、俺の顔を見て微笑む。
と「…ふっ、…絶対に、Aちゃんを幸せにしよう。もう絶対に、悲しませない。」
「「「うん！！ / はい！！」」
ぐっすりと寝ている彼女には届いていないある約束が、
今ここに
宣言された
ある日の夜。
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かめそん(プロフ) - りあ@プリ小説してまーすさん» 嬉しいです！！本当にありがとうございます！ (2020年12月28日 19時) (
レス) id: e5672cfe47 (このIDを非表示/違反報告)
りあ@プリ小説してまーす(プロフ) - やっぱり何度見返しても最高な作品です。これからもずっと見続けます！(それにしてもやっぱり夢主ちゃんの母親ksな件) (2020年12月26日 15時) (レス) id: 3b49f92543 (このIDを非表示/違反報告)
かめそん(プロフ) - こよさん» こんばんは。とても嬉しいコメントありがとうございます！続きも頑張ります！ (2020年5月4日 21時) (レス) id: e5672cfe47 (このIDを非表示/違反報告)
こよ(プロフ) - こんばんは、とても良いお話ですね。続きを楽しみにしてます！これからも頑張ってください。 (2020年5月4日 18時) (レス) id: 03fa0c5f55 (このIDを非表示/違反報告)
かめそん(プロフ) - らいがさん» いつもコメントして頂きありがとうございます！嬉しいです！ (2020年5月3日 17時) (レス) id: e5672cfe47 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かめそん | 作成日時：2020年4月29日 1時
