47話:無気力君と素顔と……?? ページ12
相「…自覚はあるのか」
貴方「あるから隠してんだろ、今だと爆豪と轟以外は俺だって気付かねぇよ」
相「……駄目だ、隠せ」
そう言いフードを押さえながらも、相澤さんは少し赤い顔を背ける。
(………キュン)
………おい待て、今のキュンってなんだ←
相澤さんが可愛いってか!?!?←
貴方「………分かった、さっさと出かけるぞ」
顔を背けてはフードを深く被り直し、背を向ける。
(………マジかよ…相手教師だぞ…!?!?…いやその前に男…―――)
手を口に当てれば、自分の心の中に生まれたとても小さな新しい感情に頭を抱えた。
――――――――
相「―――…それで、最初は何を買うんだ??」
貴方「最初は眼鏡だな、アンタ教師ならパソコン使うだろ。パソコン用の眼鏡買え」
相「パソコン用??……そんなものがあるのか」
街中を歩きながら、ドライアイの説明をする。
貴方「ドライアイってのはシェーグレン症候群っつう病気の症状の時もあんだよ」
相「シェーグレン症候群??」
聞きなれない言葉に首を傾げ、俺の言葉を反覆し言う相澤さん。
貴方「嗚呼、シェーグレン症候群は『人の身体の免疫機能に異常が発生、その後主に自身の涙腺や唾液腺などが自身の免疫による攻撃を受け、目や口に乾燥などの症状が現れる病気』だ。簡単に言っちまうと『自分の体を守る奴が異常を起こして自分の体を攻撃しちまって、目や口が乾燥』すんだよ」
相「…よく知ってるな……なら昨日の質問はそれを見分ける為か??」
納得したように俺を見る相澤さんを横目で見れば小さく頷く。
貴方「嗚呼、とは言ってもアンタの行動を見て他の症状の関節痛やら、舌の異常やらも見えないから、あくまでも仮定だがな。俺は半万能ではあるが医者じゃねぇ」
相「………認めるんだな、半万能」
(……まぁ、この個性がある限りは半万能だろうな)
言われたことに苦笑を溢しつつ、眼鏡屋に着けば振り返る。
貴方「なんか好みは??」
相「あー……派手じゃなきゃなんでもいい、センスは悪くないからなお前」
貴方「そりゃどうも」
なんでもいいと言われれば勝手にするかと眼鏡に視線を落とす。
貴方「これ掛けてみろ」
相「ん??」
黒い四角縁の眼鏡を手に取れば振り返った相澤さんに掛けてやる。
相「…ん、やっぱりセンスは悪くないよなお前」
貴方「そりゃ光栄だ」
鏡で見ながらそう言う相澤さんに笑っては眼鏡を取りレジを済ませる。
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ta0628tm0105(プロフ) - 最高＼(^o^)／ (2021年5月28日 23時) (
レス) id: 0ed1a1911f (このIDを非表示/違反報告)
わがはいは猫(オタク)である。名前はもうある。 - 地面に頭こすりすけながら歩くって無理じゃね？？ (2018年12月7日 20時) (レス) id: 681019e2ea (このIDを非表示/違反報告)
談 - 地面に頭擦り付けて歩かないといけない人が堂々と歩いてる姿勢尊敬します。 (2018年7月21日 2時) (レス) id: f1972ab3b6 (このIDを非表示/違反報告)
華 - 暇で幸せそうで何より (2018年7月21日 2時) (レス) id: 17d3fc92fa (このIDを非表示/違反報告)
kira(プロフ) - 良かったです。特に相手が先生な所がいい。あと、主人公の戦闘狂な所をもっと欲しいです。そして、イチャイチャお願いします。 (2018年6月28日 4時) (レス) id: 045b1acecc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：＠黒
| 作成日時：2018年6月9日 14時
