服 ページ9
「―――――……乱数、服は一体何枚買う気なんだ??」
場所を変えて高級ショッピング街、とあるメーカーの店に入るなり籠の中に次々と服を投げ込んでいく乱数の様子を見つつそう問いかけた。
乱「んー……フルコーディネートだから上下だけだよ??」
そう言っている間にも次々と投げ込んでいく乱数の様子を見つめる。
(この籠に入っている服、全部試着しなければいけないんだろうか)
一枚手に取って広げてみると、大人が着る服、というよりは高校生くらいの若者が着ていそうな服だ。
(……そう言えば、俺の年齢は一体幾つなんだ??)
見た目が変わる、という事はそれに付随して年齢も変わるんだろうか??
というか俺はまずこのアニメ作品を知らないんだが……さてどうしたものか。
「…そうだ、女神に聞いてみよう」
乱「おねーさーん!!ノンホールピアスって何処ー??」
何かを探している乱数を横目にスマートフォンを取り出せば女神にメッセージを送った。
A女神、一つ質問があるんだがいいか??
女神さんあら、何か問題があった??お金が足りない??
Aいや、お金は十分すぎる。俺は一体幾つなんだ??
女神さんそう言えば言ってなかったわね。基本はキャラクターに従って歳も変わるわ
(キャラクターに従って……ってことは今の俺は『山田一郎と同い年』という事か)
Aありがとう女神
女神さんいえいえ、じゃあ何かあったらまた連絡頂戴ね??
乱「Aー!!ちょっと来てー!!」
メッセージのやり取りを終えてスマートフォンを仕舞うと同時に乱数から声が掛かった。
「嗚呼分かった、すぐ行こう」
あの後、一切の試着をすることなくもう既に買われていた服を大きめのカートに乗せ、そのままショッピング街を歩き出した乱数について行く。
ちなみにカートはスタッフなのか付き人なのかよく分からない人が押していた。
「乱数、試着しなくても良かったのか??」
乱「んー??僕ってほら、デザイナーだからさ??服の上からでもサイズ分かっちゃうし、それに身長も一郎よりちょっと高いくらいだから大丈夫!!」
という事は乱数は有名なデザイナーなんだろうか。
少なくともこんな高級ショッピング街に慣れている時点で俺との違いが歴然だな。
「それで、次は何処へ??」
乱「着いてからのお楽しみっ!!」
乱数は目を細めてはそう言って笑った。
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だふにあ - 続きをお待ちしています!!!!!!!とても気に入りました!!!!!!! (2021年6月16日 19時) (
レス) id: db3e93e9ba (このIDを非表示/違反報告)
白玉うどん - 続きお待ちしてます!!頑張って下さい!!めっちゃ好きです!! (2021年5月21日 21時) (レス) id: fccb4e77b5 (このIDを非表示/違反報告)
ふーちゃん(プロフ) - 続き待ってます!頑張って！ (2021年4月11日 18時) (レス) id: 9172c0bbed (このIDを非表示/違反報告)
＠黒(プロフ) - 半分ニートガールさん» コメントありがとうございます!!実は私も結構この設定はいろんなシチュエーションが書けるので面白いです(((更新がんばります!! (2019年7月23日 11時) (レス) id: 124f92440d (このIDを非表示/違反報告)
＠黒(プロフ) - 文月さん» コメントありがとうございます!!面白いと言っていただき嬉しいです!!更新ゆっくりですが頑張ります!! (2019年7月23日 11時) (レス) id: 124f92440d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：＠黒
| 作成日時：2019年3月21日 16時
