迷子 ページ23
二「……あ、れ……??」
乱「ここって……みなとみらいじゃないよね??」
「迷子になってしまったようだな」
あれから数十分後、俺たちはみなとみらい……ではなく港のコンテナ街のようなところに迷い込んでしまったらしい。
二「ご、ごめん……」
道案内をしていた二郎がシュンと落ち込み、なんだか小さくなったように錯覚する。
「大丈夫だ、間違いは誰にでもある」
小さくなったような気がする二郎の頭を撫でれば乱数がぴょんぴょんと跳ぶ。
乱「そうだよー!!それに……もう手遅れみたいだしねー??」
そう言いつつ何処か鋭い目で辺りを見渡す乱数に釣られて視線を巡らせれば、コンテナの陰から男たちが何人か現れた。
……あまりいい雰囲気じゃなさそうだが……。
二「!!……マジかよ…ここ俺たちのディビジョンじゃねぇし……」
乱「でも仕掛けてきたのは向こうだよー??」
そう言いつつ何処からかマイクを取り出した二人。
♪〜〜〜――――
「……このタイミングで電話が来るとは思わなかったぞ女神」
女神「でもちゃんと律儀に出てくれるのね!!じゃなくて…とうとう戦闘ね!!」
……戦闘…??
「戦うのか??」
女神「えぇ!!簡単に説明するとね…――――」
女神の説明をかいつまんで纏めれば、『この世界では暴力や武器はご法度であること』、『戦闘の際はヒプノシスマイクという特別な武器を使って戦うこと』、『ヒプノシスマイクを通したリリック、つまり歌詞は相手の神経に作用し、様々な状態にすることが出来る』ということだった。
「つまりは、物理的な戦闘ではなく、精神的な戦闘が行われているという訳か」
女神「そういうこと!!それで貴方のヒプノシスマイクなんだけど……本来ならこの世界の政府…つまりは中王区から渡されるものなの。けど…」
「女神、話を聞いてあげたいところなんだが戦闘が始まった。手短に頼む」
携帯を耳に当てつつも後ろで戦闘が始まったのか爆音の音楽が聞こえ、反射的にもう片耳を手で押さえる。
振り返れば仕組みは一切分からないが何処からか奇妙な形をした飴のような形をしたスピーカーやギターなどが現れた。
二「くっそ……A!!耳ふさいでろよぉ!!!!」
乱「すぐにちゃちゃっと片づけちゃうからね!!」
そう言えば二人の持つヒプノシスマイクと思われるものが形を変えた。
女神「今、貴方が持ってるこのスマートフォンが貴方のヒプノシスマイクなのよ!!とにかく今何か歌ってみなさい!!」
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だふにあ - 続きをお待ちしています!!!!!!!とても気に入りました!!!!!!! (2021年6月16日 19時) (
レス) id: db3e93e9ba (このIDを非表示/違反報告)
白玉うどん - 続きお待ちしてます!!頑張って下さい!!めっちゃ好きです!! (2021年5月21日 21時) (レス) id: fccb4e77b5 (このIDを非表示/違反報告)
ふーちゃん(プロフ) - 続き待ってます!頑張って！ (2021年4月11日 18時) (レス) id: 9172c0bbed (このIDを非表示/違反報告)
＠黒(プロフ) - 半分ニートガールさん» コメントありがとうございます!!実は私も結構この設定はいろんなシチュエーションが書けるので面白いです(((更新がんばります!! (2019年7月23日 11時) (レス) id: 124f92440d (このIDを非表示/違反報告)
＠黒(プロフ) - 文月さん» コメントありがとうございます!!面白いと言っていただき嬉しいです!!更新ゆっくりですが頑張ります!! (2019年7月23日 11時) (レス) id: 124f92440d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：＠黒
| 作成日時：2019年3月21日 16時
