二郎と俺と乱数と ページ22
そのまま腕を引かれるままにイケブクロ駅にやってきた俺たちはヨコハマ行の電車に乗り込んだ。
「ヨコハマに行くのか??」
二「行く、アンタが探してた三郎もそこにいるから」
「嗚呼、知ってる」
頷きつつそう答えれば、電車の外を眺める。
仕組みも原因も分からないが、単純に俺と山田一郎の居た場所が入れ替わっただけだしな。
二「知ってるって…」
「ついさっきまでそこに居たからな、三郎と」
二「……よくわかんねェけど……兄ちゃんが会いたいんだって」
そう言えば山田一郎とは結局会えなかったしな……あ、乱数に一応報告しておこう。
A乱数
乱数A??どうしたの??
A今、碧棺の見た目なんだが、山田一郎に会いに行くことになった
乱数どこに向かってる??
Aみなとみらいのイベントの大広間だ。山田三郎も居る筈
乱数分かった
短くメッセージを交わしつつも変わっていく景色を眺める。
またヨコハマに向かうのか。
二「えっと……みなとみらいってどっちだ…??」
「向こうだ二郎」
二「おぉ…ありがと…」
ヨコハマ駅に付けばみなとみらいに向かって歩き出す。
…とその時、腰にトンッと弱い衝撃が走り後ろを振り返る。
乱「Aー!!昨日ぶりだね!!」
「嗚呼乱数、昨日ぶりだな」
振り返ればさっきメッセージを交わした乱数が俺の腰に抱きついていた。
まさかシブヤからここまで来たんだろうか??
二「あ、アンタシブヤの!!……って知り合い……??」
乱「そーだよー!!僕とAは親友なんだから!!ねーA??」
俺からいったん離れれば首を傾げつつ手を握る。
「嗚呼、俺の親友だ。色々と世話になってる」
乱「……なんだろう…その見た目だと違和感凄いなぁ……」
二「あ!!そうだよ!!こいつの見た目どうなってんだよ!?!?」
苦笑をこぼす乱数に詰め寄る二郎を見つつも辺りの視線を感じ取れば二人の背中を押す。
「みなとみらいに行くんだろう??話しながらでもいいだろう」
乱「みなとみらいに行くのー??ねぇねぇ、僕も行ってもいーい??」
二「え…??…まぁ、別に構わねえけどよ……」
乱「やったぁ!!」
嬉しそうに俺に腕に抱きつく乱数と困惑している二郎とでみなとみらいに向かうことになった。
今日は散歩で終わりそうだったんだがそうはいかないようだ。
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だふにあ - 続きをお待ちしています!!!!!!!とても気に入りました!!!!!!! (2021年6月16日 19時) (
レス) id: db3e93e9ba (このIDを非表示/違反報告)
白玉うどん - 続きお待ちしてます!!頑張って下さい!!めっちゃ好きです!! (2021年5月21日 21時) (レス) id: fccb4e77b5 (このIDを非表示/違反報告)
ふーちゃん(プロフ) - 続き待ってます!頑張って！ (2021年4月11日 18時) (レス) id: 9172c0bbed (このIDを非表示/違反報告)
＠黒(プロフ) - 半分ニートガールさん» コメントありがとうございます!!実は私も結構この設定はいろんなシチュエーションが書けるので面白いです(((更新がんばります!! (2019年7月23日 11時) (レス) id: 124f92440d (このIDを非表示/違反報告)
＠黒(プロフ) - 文月さん» コメントありがとうございます!!面白いと言っていただき嬉しいです!!更新ゆっくりですが頑張ります!! (2019年7月23日 11時) (レス) id: 124f92440d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：＠黒
| 作成日時：2019年3月21日 16時
