止 ページ3
どれくらい目を閉じていたのか分からない。
ただ、瞼の向こうが明るくなるのを感じた。
(……俺は死んでないのか……??)
死んでないなら早く死なないといけない。
父さんも母さんもそれを望んでる。
そう思いながら目を開けば、目の前には天井と、周りにはカーテン。
学校の保健室のようなところ。
多分病院だろう、俺は死ねなかったんだ。
「……駄目だ、死なないと…」
これ以上、二人の手を汚させちゃいけない。
泣かせたらまた殴られる、また叩かれる。
そのまま起き上がればベッドから降りて、カーテンを開く。
死ぬにはどうしたらいいんだろう、やっぱり病院の屋上から飛び降りるのが一番だろうか??
父さんの持っていた銃があれば頭を撃ち抜けば死ねそうだが…何処にあるだろう??
視線を巡らせればドアを見つけ、開いて外に出ればどうやら此処は病院ではなく学校らしい。
病院じゃなくて学校に運ばれたのか俺は。
「……屋上何処だ??」
左右を見た後に少し考えればとりあえず右に歩きながら屋上を目指す。
屋上を見つけるか、父さんの銃が見つかればいいんだけどな…。
？「爆豪??お前動いて大丈夫か??」
(……??)
腕をふと掴まれ声を掛けられる。
……爆豪……??
？「お前、頭に破片ぶつけてぶっ倒れてたんじゃねぇのか??」
振り返れば目の前には、漫画の中でしか見たことの無かったキャラクターが立っていた。
そうか、これは夢なんだ。
きっと現実の俺は死ぬ寸前で、これは死にそうな俺が見ている夢。
憧れていた彼に、何処かで会いたいなんてきっとそう思ってた俺の頭が見せている夢なんだ。
「……なぁ、屋上ってどっちだ??」
なら、早く現実の俺にトドメを刺さなければ。
両親の、父さんと母さんの望みを早く叶えなければ。
？「屋上??……そんな所に何の用だよ」
「いいから教えてくれ、時間がもう無いんだ」
そう言えば、目の前の轟焦凍は訝しげな顔をしながらも「こっちだ」と案内してくれた。
轟「此処が屋上だ、それで何の用なんだ??」
轟焦凍がドアを開ければ、屋上に入る。
早く、死なないと……――――。
轟「爆豪、早く教室に行かないと………――――!?!?」
後ろから聞こえる声を聞き流せば、俺は屋上のフェンスを上る。
案外フェンスが低くて助かった。
下を見ると意気地なしの俺は怖くなるから、だから空を見上げて目を閉じれば、そのまま屋上の端から飛び降りた。
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トカ - つ、続きをお恵みください！！！ (2月24日 17時) (
レス) @page14 id: e74bb02192 (このIDを非表示/違反報告)
猫春#にゃんはる - お、、、、、、おわり？え、終わり？!続きを恵んでくださあああああい(泣)勝手ながら待ち続けますが。 (12月22日 17時) (レス) @page14 id: f169115c31 (このIDを非表示/違反報告)
Yuna(プロフ) - 続き楽しみ過ぎる…頑張ってください！ (9月22日 22時) (レス) @page13 id: 8dc1901234 (このIDを非表示/違反報告)
かみきれ(プロフ) - 主人公くんの性格が好きです…！続きをお恵みください作者様！ (5月20日 10時) (レス) @page14 id: 1778223a4a (このIDを非表示/違反報告)
霜凪さん推し【ヤミ（作者:彗星）】 - 続きが欲しいです！！！ (2023年2月23日 16時) (レス) @page14 id: d82d2213ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：＠黒
| 作成日時：2018年10月23日 0時
