崩れ落ちる ページ2
「オンニ！ソユンオンニ！」
『……』
「オンニを離して！
お願いです、オンニを」
『黙って』
「……」
『うるさいのよ。
あんたがどれだけ騒いでも状況は変わらない』
「っ…」
苛立ったように髪を掴まれ
声のトーンもいつもと違う
『それに、人の心配をしてる場合じゃないのよ。
私の狙いはあんたなんだから』
「私…？」
『気づいたのよ。
ジョンインオッパを攻略するよりも、あんたに直接手を下す方が早いって』
「……」
『今からあんたは
この男たちに めちゃくちゃにされるの』
「なっ、」
『オッパに会えなくしてあげる。
もう
二度と』
何が起こっているのか
私にはわからない
逃げようとしても
全力で暴れても
私の力では敵わなくて
ジョンインさんの名前を必死で呼びながら
ホテルの部屋に連れ込まれた
.
.
.
『ジョンイナ！』
「やっと来たか。
どれだけ時間かかって…
…おい
どうしたんだよ、お前」
『ソユナ！
ドレスが破れてる…それに、肩に傷が』
『私のことなんてどうでも良いの』
『良いわけないだろ！一体何があったんだ』
『…Aちゃんが』
「A？
Aがどうした
何かあったのか？」
『ごめん、ジョンイナ
…Aちゃんが
攫われた』
「……」
夢のように幸せな毎日が
一瞬で
本当の夢のように崩れ落ちる
ジョンインさんの温もりを
見知らぬ男の熱で塗り替えられるのが嫌で
もう、このまま消えて無くなりたいと思った
『ふふ
良い気味』
『怖いね〜 ダジョンさん
俺たちを使って女の子をいじめるなんて』
『いじめじゃないわ。これも計画の一つ』
『怖い怖い。
ま、俺は可愛い子を抱けるならそれで良いけど』
ベッドの上で仰向けになって
涙を流しながら男を見上げる
どうしても、私の手を押さえるこの手を振りほどくことが出来ない
『可愛いね。ずっと抵抗してる』
『のんびりしてないで早く脱がせて』
『はいはい』
『写真より動画の方が良いかしら』
「や…めて」
『あんたが悪いの。
私を怒らせたでしょう？だから宣言通り後悔させてあげる』
「っ、…ぅ……」
ダジョンさんは仕事の関係で知り合った女性を使って私をおびき寄せ
男性たちに私を襲わせ
その映像をジョンインさんに見せることで、私たちの関係を終わらせたいということだ
そんな話を聞かされても
何も出来ないなんて
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そら(プロフ) - とても面白くて一気読みしちゃいました！！また読みにきます！ (2022年4月1日 23時) (
レス) @page28 id: ba25a8467e (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - わーいジョイナ^_^ (2020年3月30日 22時) (レス) id: 1dd6c0734d (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - 何回も何回も読み返しているので続編の更新本当に嬉しいです。毎日イヤなニュースばかりですが楽しみがまた出来ました。ありがとうございます。 (2020年3月30日 22時) (レス) id: 5075b515c0 (このIDを非表示/違反報告)
こゆ(プロフ) - 以前から少し拝見させて頂いてましたが、時間が空いてしまったので初めから一気に読み直しました！ 何度読んでもニヤニヤして、胸が痛くなってとても感情移入して読んでいました！楽しかったです、ありがとうございました！ (2020年2月11日 13時) (レス) id: 448e876d4c (このIDを非表示/違反報告)
sumi(プロフ) - はじめまして^^* 始めからがーっと！一気に読みました！泣いた泣いた(；A；)面白かったです！レモンさん感動ありがとうございましたー！ (2020年1月4日 18時) (レス) id: 8b7afa5c98 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レモン
| 作成日時：2019年8月17日 12時
