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A「……やっぱり、引きましたよね？」
A「私だったら引いちゃいますもん。笑」
相変わらず笑ってる彼女を目の前に、すっかり口を開かなくなってしまった俺。
こういう時なんて言えばいいかなんて、俺の頭の参考書には組み込まれてない。
A「……ごめんなさい。だから深く受け止めないでって言ったんですけど無理ですよね、」
「いや…… えっと、……」
「すんません…… なんか、混乱してもうて、……」
彼女がどんな想いで、どんな覚悟でその道を選んだかなんて俺に分かるわけがない。
このまま止めるのが正解なんか、それとも見送るのが正解なんか、
それすらも分からず、ただただ無言の時間が続いた。
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そんな沈黙を、彼女はすんなりと破る。
A「……本当は、話さないつもりでした」
A「そのくせに、あわよくば居候させてもらおうなんて悪巧みして……」
A「最低ですよね。……ごめんなさい」
そう言いながら深々と頭を下げたあと、ゆっくりと立ち上がった。
A「……やっぱり、このまま出ていきます」
A「話しちゃった以上は心配も迷惑も掛けたくないので、」
A「2日間…… 楽しかったです。本当に、ありがとうございました」
そのまま彼女は、リビングに置いてた荷物を持って部屋の扉を開ける。
その姿を見ても、力が抜けたみたいに身体が動かせずにいる俺。
けど今止めんかったら、この子はきっとこのままどっかに行ってしまう……
連絡先も何も分からへんのに、二度と探し出すことなんて出来ひん……
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そう思ったら、重かったはずの身体は無意識に彼女の後を追いかけてた。
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みーぽん(プロフ) - News9864915さん» ありがとうございます！(＞＜) (2020年3月8日 16時) (
レス) id: 009673d39a (このIDを非表示/違反報告)
News9864915(プロフ) - 最後泣いちゃいました泣 (2020年3月8日 16時) (レス) id: 7b9d7e55b8 (このIDを非表示/違反報告)
みーぽん(プロフ) - 舞さん» はじめまして。コメントありがとうございます！発想を褒めてくださってすごく嬉しいです！最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました。 (2020年2月1日 11時) (レス) id: 009673d39a (このIDを非表示/違反報告)
みーぽん(プロフ) - なつみさん» なつみさん！泣いてくださってありがとうございます… 次回作も頑張りますので、またよろしくお願いします！ (2020年2月1日 11時) (レス) id: 009673d39a (このIDを非表示/違反報告)
みーぽん(プロフ) - 雛里さん» とても嬉しいお言葉ありがとうございます……！感動していただけて安心(?)しました。最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました。 (2020年2月1日 11時) (レス) id: 009673d39a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：望穂
| 作成日時：2020年1月24日 20時
