120話 ページ7
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気難しそうな表情に一瞬硬直する
『(何かしゃべらないと...)』
必死になって言葉を紡ぐ
『最近発見された昆虫の足について調査してます？』
ｶｲﾄ「どうしてそれを？」
一層警戒心を強くした彼に、発言が悪手であったことを痛感する
『あ、怪しいものじゃないんです。』
言ってるそばからすでに怪しい、そう自覚しながらも続ける
『あの、私、ナノのチームメイトで...』
「！！」
先ほどまで意見交換をしていたナノの名前を出したことで流石に男は空気を柔らかくした
『キメラアントでした？』
ｶｲﾄ「ああ。ほぼ、だがな。」
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周りに流れる微妙な空気に閃く
『あ、私、Aって言います。』
ｺﾞﾝ「え？A？」
銀髪で長身な男の影から出てきた人物に驚愕した
『ゴン！！！』
続けて、もう一人出てくる
『キルア！！』
ｶｲﾄ「なんだ、知り合いだったのか。」
長身の男がゴンに話しかけた
ｺﾞﾝ「うん！！」
ようやく表情を柔らかくした彼が告げた
「俺は、カイトだ。」
『(カイト...?)』
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「私はスピーナ･クロウ。」
ピンク色の髪が特徴的なガムを膨らませた女性が名乗る
「スピンって呼んで！」
友好的に差し出された手を握り笑顔で応える
『うん、わかった、スピン。』
「僕はスティック･ディナー。」
スピーナ･クロウの隣にいる男性が続けて名乗った
特徴的なアフロに目が釘付けになる
「僕はね夕飯担当だよ！
なんでかわかる？？
名前がディナーだから！！」
愉快そうにヤハハと笑う彼に苦笑する
『そうなんだ...はは...。』
そんな二人を皮切りに他のメンバーも思い思いに個性的な自己紹介をしてくれた
穏やかな空気に直感する
『(仲が良いチームなんだろうなぁ。)』
自然と緩む頬に、自身のチームを思い出さずにはいられなかった
『(なんか恋しくなっちゃうよ...)』
やや感傷に浸っていると、カイトから声をかけられた
ｶｲﾄ「あの足がキメラアントの女王のものであったとしたら...」
『本体がどこにあるのか、だよね？』
ｶｲﾄ「ああ。」
━━キメラアント
第一級隔離指定種に登録されるそれは、やはり凶暴で危険であることの証だった
発見された足の大きさから推定される身長は2m程
人間が襲われれば、一溜まりもない
そんなものが実在するとしたら、かなり危険なのは皆が理解していた
『なるほどね...。』
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ブルームーン(プロフ) - SCHALLさん» 勘違いしていました！！笑ご指摘、ありがとうございます！修正しておきます！更新、頑張ります！ (2021年1月12日 15時) (
レス) id: f025f828be (このIDを非表示/違反報告)
SCHALL(プロフ) - とても楽しく読まさせていただいています！あの…細かいことを言うようで申し訳ないですが、カイトが戦ったのはユピーではなく、ピトーだと思います！細かくてすみません…笑これからも頑張ってください！ (2021年1月12日 10時) (レス) id: 616289cb87 (このIDを非表示/違反報告)
ブルームーン(プロフ) - 華さん» ありがとうございます！更新が滞ることが多く、申し訳ないです...以前、頂いたメッセージもとても嬉しかったです。できるだけ早く更新できるよう頑張ります！ (2021年1月11日 13時) (レス) id: 13a6e7da1a (このIDを非表示/違反報告)
華(プロフ) - 久々の更新でとてもとても嬉しいです！！！本当にこの作品大好きで。よく最初から読み返してます！！なのでほんと嬉しいです！涙 無理せず、頑張ってください！ (2021年1月11日 1時) (レス) id: aa479a5633 (このIDを非表示/違反報告)
ブルームーン(プロフ) - ねこねこさん» ありがとうございます！更新が不定期で申し訳ないです...本日新しい話を更新しましたのでまた楽しんでいただけたら幸いです！ (2021年1月10日 20時) (レス) id: 13a6e7da1a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ブルームーン | 作成日時：2019年10月26日 22時
