何でも屋と奇術師 Ⅱ (ページ16)

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36話過去編ページ16

不意に景色が変わった

貴『(！！

ここは？

綺麗な夕日...)』

見覚えのある紅に染まった空に目を細める

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少女「ウヴォー！

どこ行くの？まだ歩くの？」

ウヴォー「おう！

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あれ、見てみろぉ！」

少女「え？何？なんにも見えないよ？」

ウヴォー「これならどうだ、A！！」

少女「うわぁ！！！」

肩車に歓声をあげる

少女「たかぁーい！！ウヴォー！高いよ！！」

見たことのない景色に少女は興奮を隠そうとしない

ウヴォー「Aは高いとこが好きか？？」

少女「うん！」

と少女はそこで気付く

少女「ウヴォー！！すごいきれいだよ！！まっか！！！」

ウヴォー「ああ！そうだろ！！

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A、ハンター試験から帰ってきたらまた見ようぜぇ！！

だから、無事に帰ってこいよ！！」

少し不安そうな、でも強がっているウヴォーの表情など肩の上の少女は知らない

貴『(懐かしい。

ハンター試験受けたとき、あんなにちっちゃかったっけ？

結局、帰ってきてからウヴォーにせがんで何回も一緒に見に行ったなぁ...)』

ウヴォー、約束だよ！、と無邪気に笑う少女を見ながら懐かしそうにAは頬を緩めた