何でも屋と奇術師 Ⅱ (ページ3)

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23話ページ3

シルバ「久しぶりだな。」

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ゼノ「何年ぶりじゃ？」

貴『１年とか、そこら辺かなぁ？』

イルミ「１年と２ヶ月だよ。」

貴『よく覚えてるね』

イルミ「まあね」

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四人でティータイムにしては遅めの時間を過ごしていた

イルミに着いていき無事屋敷へついたとき

執事たちに丁寧にもてなされ

応接室までつれていかれた

応接室には既にシルバとゼノがおり

どうやらイルミが連絡してくれていたのは

間違いないようだった

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シルバ「進んでいるのか、任務は？」

貴『ん？

ああ、全然。

特に生物、、魔物の調査がね、、』

ゼノ「ほー、Aが、か」

貴『ゼノは私のこと過大評価しすぎだよ』

謙遜しているがゼノから誉められたことは素直に嬉しいのか顔をほころばせる

シルバ「お前がここにいるってことは、任務は？」

貴『今チームのうち私と、ナノが抜けてるから残りはフェザとオルなんだけど、

過半数じゃね、、

今は全く進んでないよ』

苦笑しながら白状する

シルバ「いいのか？」

貴『よくないよ』

へへ、と笑うAにイルミが釘をさす

イルミ「よくないのにいるの？」

貴『イルミは私を追い出したいの？』

イルミ「そんなこといってないでしょ。」

Aはイルミからのフォローには耳を貸さず
ズズ、とふてくされたように紅茶をすすった

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あ、そういえば

思い出したようにAが続ける

貴『キル、優秀だったよ』

シルバ「ああ、俺の息子だ」

貴『ふふ。そうだよね。』

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ハンター試験のこと、任務のこと、

夜明けに気づかないほど四人はお喋りに夢中だった

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貴『あ、朝日』

窓の外を指差し、そのきれいさに心を奪われる

そんなAに近寄りシルバが頭に手をおく

シルバ「また来い。」

貴『うん。

ありがと。』

嬉しそうに柔らかく頬笑むAを不思議そうにイルミが見る

イルミ「(Aってどっちからも好かれてんだよね。

なんでだろ？

しかもヒソカのお気に入りだし。)」

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お別れを言ってゾルディック家を出たところで携帯が震える

貴『？

もしもし？』