写真立て ページ15
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鎮魂が終わり家から出るとヘルメットを外す
滅茶苦茶これ汗かくし熱いのよ、消防士さん凄ぇな
毎回これ耐えてんのかよ、皇国の犬とか言ってごめん
シンプルに尊敬するわ、君達の熱耐性…
あ、でも皇国の犬という事実は変わらないけどね!←
数分すると大隊長達も出てきたので先刻の写真立てを
大隊長に渡し、大隊長がやってあげて下さいと裏心たっぷり
だったが、大隊長は快く受け入れてくれた、え、優し…←
桜備「燎 阿立さんでしたよね…此れ(燎「要らない…」…え?」
如何やら私の予想は的中した様だ
桜備「ですが…(燎「要らないったら!!」あ、す、すみません」
うぉい、大人の威厳どうした、子供に怒鳴られて
縮こまる何て恥ずかしくないのか←お前が言うな
森羅「それは…!」
森羅くんが怒ろうとしたが私はそれを制止する
『いいよ大丈夫、大隊長、少し彼女とお話しさせて頂く事は
可能ですか?少し聞きたいことがありまして…』
桜備「お、おう…別に構わないが…」
そう大隊長に許可を貰い大隊長の横に膝立ちし
燎さんの手を掴み、そして出来るだけ優しい声音で問う
『燎 阿立さんお一つ尋ねたい方があります違っていたら
本当に申し訳ありませんが…貴女は若しかして…
お父様に虐待を受けていたのではありませんか?』
全「!?」
燎「そ、そんなわけ…」
『首元、痣が見えていますよ』
そういうとバッと掴まれていない方の手で首元を抑える
だが、今のはハッタリで痣何て1ッッミリも見えていない←
『すみません、嘘です』
そう言うとやってしまったと言う顔で絶句する燎さん
燎「ど、如何して判ったの?」
『…最初は燎さんに違和感を覚えました、目が絶望している
様に見えまして…』
まあ、此れも事実だ、彼女の目は太宰が拾って来たばかりの
芥川くんの目に似ていた
火縄「だが、其れだけでは断言出来ないんじゃないのか?
其れに若し虐待を受けていたとしても
父親からとは限らないだろう」
うん、まあそりゃそうだろうな、私も最初は違和感覚える
くらいでわかんなかったし…んな乱歩さんや太宰みたいな
頭脳してねぇよ私は!!←
『そうですね…次にこの写真立てです、燎さんのお母様と
写っている時の笑顔とお父様と写っている時の笑顔、微妙に
違うんです、少し引き攣っているんです、そして其の次に
部屋の中でした、至って普通だと思っていましたが…
物が少な過ぎたんです』
キリ悪いですが次行きます
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あすたりすく(プロフ) - めっちゃ面白いです!更新頑張ってください応援してます!! (2022年10月3日 21時) (レス) @page45 id: 4f3f0a5f2f (このIDを非表示/違反報告)
もち明太子 - 文ストと炎炎ノ消防隊好きなので嬉しすぎます!! (2022年8月31日 19時) (レス) id: 5a52c0f3ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みぃみゅ x他1人 | 作成日時:2022年8月27日 22時